小学一年生の夏休み明け。
学校は休ませることにした。
ある日を境に玄関で動けなくなった息子の
こわばった表情にゾッとしたからだ。
ここまで息子を追い詰めてしまった。
なんとか登校させようとしていた
それまでの自分を猛省した。
ただ、それでも……。
ずっと家にいる息子をすんなりとは
なかなか受け入れられなかった。
優しくしようとすればするほど、
焦りと不安が募った。
「このままでいいのだろうか」と。
その気持ちから息子に宿題を強要したり、
イライラして小言を言ってしまったり。
そのたびに自己嫌悪に陥った――。
不登校新聞11月1日号のコラム
「私の子が不登校になって」Vol.10、
もみじさんの話だ。
すごく実感こもった文章で、
引き込まれて読んだ。
不登校から2年経って、
息子さんに合う居場所との出会いもあり、
今は笑顔で過ごしているとのこと。
今になって振り返ってみての
「不安や焦り」について。
もみじさんのこの表現はとても
しっくりくるなあと思ったので紹介。
あのとき息子を休ませたことは、絶対にまちがっていなかったと思います。また、親として不安や焦りの感情を消したら早く楽になれると思っていましたが、それはすこしちがいました。負の感情は打ち消そうとしてもどんどんあふれてくるもので、自分の横にそっと置くイメージで寄り添うくらいがいいのだと思います。
打ち消そうとしてもどんどんあふれてくる。
だから自分の横にそっと置くイメージ。
そう、これがいいんじゃないかな。
そっと置くイメージ。
打ち消そうとあえてむやみに対峙しない。
やわらかくやり過ごすというか。
続くこの部分も「同じく!」と思った。
遠回りもしましたが、ふり返れば代えがたい経験だったと思いますし、まわりとはちがう景色を見せてくれた息子にも心から感謝しています。
まわりとはちがう景色を見せてくれた。
そのことに感謝!
本当にね、
今、そう思えている自分も嬉しい。
ありがとう忍介サン。
しかしまさかこんな10年後が来るとは。
人生まさにGod only knowsだ。
今日も良い1日を。
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