これってやっぱり一種の天動説

 

 

19歳と僕に続いてなんと、
うちの奥さんも全巻一気読みした。

あ、先日紹介したこの漫画です。

そして夕食の席で家族三人、
「地動説」を熱く語る。

うーん、マンダム。笑

いや、本当にね。

地球が動いている、という
今では当たり前の事実だけどね。

なにしろ600年前の人は肉眼で夜空を
見上げることしか出来なかった訳で。

それでも天体の謎を解き明かそうと
古代から何千年も人類は試みてきた。

でも惑星の動きはあまりにも複雑怪奇だ。
説明がつかない部分だらけでもある。

しかし、絶対に諦めない人たちがいた。
そして遂に一番の大前提を疑ってみた。

もしかして、もしかすると――。

動いているのは太陽ではなく。

地球のほうこそ、
動いてるんじゃないかと。

この、勇気!

何言ってるんだ?
現に太陽は毎日上って落ちる。
確実に動いているじゃないか。
何を見てるのアンタ、アホじゃない?

――と必ず言われる。

必ず言われちゃうんだよ。

なぜか?

人は目に見えるものしか信じないからだ。

そう、目に見えるものしか信じない。

だから子どもがひきこもっている、という
目に見える現象だけを見て、悲観する。

学校へ行かないと社会性が身につかない。
このままでは経済的に自立できない。
温室育ちはストレス耐性が身につかない。

そういうわかりやすい
「前提」を当てはめて物事を見てしまう。

でもこれってやっぱり
一種の天動説だと思うんだよね。

動かないのは地球で、動くのは太陽。
一番の前提をまったく疑ってない。

社会性が身につかない。
経済的に自立できない。
ストレス耐性が身につかない。

本当に?

もしかしたら、正しくないのは
あなたのその前提の方かもよ。

ちゃんと疑ってみた?
本気で調べてみた?
前提すべて取っ払っての結論がそれ?

――というように、すぐに
不登校に話がつながってしまうのが、
このブログの良いところでもあり、
悪いところでもある。笑

でもアイスクリーム療法のことを
紹介したときも書いたけど、、、

不登校に悩む僕にとって、決定的だったアイスクリーム療法

2018.04.11

この本のおかげで、僕は変わることができた。
特に最後の「アイスクリーム療法」は、コペルニクス的転換になった。

天動説から地動説へ。
自分を中心に子どもが回るんじゃない。
自分と子どもは別の人格であって、それぞれ違うし、違っていてそれでいい。

やっぱりね、こんなふうに天動説と
地動説を持ち出したことを思い出した。

何が言いたいか?

勇気を出して前提を疑ってみる。

っていうのがやっぱり大事じゃないかな?

というのがひとつ。

もうひとつは、この漫画、
とにかくめちゃんこ面白いです。

NHKでもアニメが始まってるので、
よろしければそちらでもぜひ。

今日も良い1日を。

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子は小学三年生の時に不登校になり、小・中学校には通うことなく卒業しました(現在19歳・大学生)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。