何でもっと早く教えてくれなかったの?|忍介通信9(不登校117日目)

忍介通信9
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不登校117日目 2014/3/9 12:32送信

いつも忍介通信への返信ありがとうございます。

今日は忍者道場の日で、付き添いで来ています。道場が終わるまでの間、喫茶店でこれを書いてます。

 

昨日、あかねさんと忍介はデモクラティックスクールの説明会に行きました。

結果、忍介が大変気に入ったようですので、引き続き行かせてあげたいと思っています。

うちから電車で15分くらいの駅が最寄りの学校で、一番の特徴としては生徒の自主性を重んじて、先生も授業もクラスもテストも何もないことです。

 

実は忍介が不登校になってすぐの頃に、この学校のことを忍介に話していました。

ただその時のことは忍介通信3でも書きましたが、きっぱり嫌だと断ったんですね。

なので、また今回もそう言うかもしれない、でもこのままずっと外に出ずに家に籠っていても物事は前に進まない、そう思って説明会に連れ出したのですが、結果としてはすごく気に入ったようで、挙句忍介から「何でもっと早くこういう学校があるって教えてくれなかったの?」と言われました。

多分よく聞いてなかったんですね、前回は(笑)。

 

ということで、近く体験入学と面接に進みます。

もちろん私立ですし、学費も高いです。

またお父さんお母さんにはこういう形態の学校や教育に不安や抵抗感があるだろうと思います。僕自身、忍介が不登校になるまでは、正直に白状するとこういった教育や学校に対して抵抗感や一種の偏見を持っていました。社会のレールからドロップアウトした子たちのためのもの、みたいに。

ただ僕たち自身、不登校の問題やいろんなフリースクールを調べた中でもっとも共感出来る方針でしたし、何より今の忍介に合っていると思うんですね。

 

ドロップアウトということについても、完全にそうとは言い切れないと思います。文科省認可でない学校に行って、普通に生きている人がたくさんいることも、今回学んだことのひとつです。

何しろ何万人という子が不登校になっている世の中です。実際問題、文科省の定めた方針だけで物事は全然解決していないのです。

 

ハーバード大学やノーベル賞を目指すには、不利になる学校かも知れません。

ただ何より本人が望んでいることですし、家にこもって他人と話す機会を持たないよりはずっと良いことです。

そういう次第であかねさんと僕は今、すごく喜んでいます。

まずは出来るだけ早く忍介が行けるための道筋を整えてあげようと思います。

 

スクールの資料は余分にもらいましたので、次回お会いする時にでもお渡しします。

以下は長いですが、ウィキペディアの引用です。よろしければご参考まで、少しで良いので目を通してみてください。

では来週、楽しみにしてます。

純一

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子の忍介は書字の学習障害と軽度の発達障害があり、小学三年生の時に不登校になりました(現在19歳・忍者好き)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。