ポエムな進路

 

 

いや、これは笑った。

まさにポエムな答えだ。

思ったこと。

言ってしまえば17歳なんてさ、
もともとはポエムの塊だよね。本当は。

そこで将来の夢だの具体的な仕事だの、
そんなの考えろなんてのは無理だよ。

実際、僕も無理だった。

だから「緊急避難」じゃないけれど
とりあえず大学に行くことで
4年間の時間稼ぎをした。

でも楽しい時間は過ぎて、あっという間に
あの「シューカツ」って奴がやって来た。

本当はそこでも具体的に人生決めるなんて、
ぜんぜん無理な話なんだよね。

なんせまだポエム抜けない21歳だ。

実際、僕も無理だった。

だからその後、20年間で4回も
コロコロ会社を変えるハメになった。

挙句の果てに、会社員を辞めた(今ココ)。

自分の例でも思う。

進路?

別にポエムでもいいじゃん。
自分で考えたことなんだったら。

思うに、僕らって正真正銘の
就職氷河期世代なんだよね。

自分たちがいざ就職しようとしたら
バブル先輩たちの自慢話とは
まったく違う、すごく厳しい現実。

内定なんていくらでも取り放題。
よりどりみどりの楽勝ゲーム。

だったんだよね? ほんの少し前までは。

「話が違うよアニキぃ」

面接に次ぐ面接。
内定という言葉が本当に遠かった。

内定、本当に遠かったですよね?

「自分たちがそうやって苦労してきたから、
子どもにはなるべく苦労はさせたくない」

僕らには絶対その思いが根っこに強くある。

だからせめて学校には行ってほしい。
まっとうな学歴だけは得ておいてほしい。

「お守り」がわりに。

終身雇用の時代じゃないのはわかってる。

でも、だからこそ、であるならば尚更、

「少しでも安定した会社に勤めてほしい」

一直線にそうなっちゃうんだよね。

一直線にそうなる。

何が言いたいか?

子どもがポエムな進路を言い出したら、
まずは一旦そのまま受けとめたいよね。

って受けとめるの難しいけど……。

少なくとも「自分の頭で考えた」。

そこは尊重したいところだよね。

って簡単じゃないけど……。

そんなこんなです。

「進む道が違っても僕らは同じ空の下」

本当ウケるわコレ。笑

今日も良い1日を。

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子は小学三年生の時に不登校になり、小・中学校には通うことなく卒業しました(現在19歳・大学生)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。