ちょうど一年前くらいに読んだ、
『HSCの子育てハッピーアドバイス』。
その著者の明橋大二先生の記事を読んだ。
記事全体の趣旨とは逸れるのだけど、
僕に刺さったのはこの一文だった。
子どもは、『助けを求める』『相談する』という選択肢を知らないので、大人が教えないといけません。
『困ったときどうする?』ときくと、圧倒的に多くの子ども達が『我慢する』と答えます。人の力を借りたり、助けを求めることは、弱さではなく必要なことだときちんと伝えましょう」
困ったときにどうするか?
我慢せず、助けを求め、相談する。
言葉にしてしまえば簡単なことだ。
でも、子どもに限らずで、、、
ちゅうちょなくそれが出来る人って、
一体どれくらいいるだろう?
あっけらかんと助けてと言える人って、
一体どれくらいいるだろう?
僕はたぶんちゅうちょなく、
あっけらかんとは出来ない。
少なくとも、会社員時代はしなかった。
助けを求めたり相談したりする前に、
目一杯残業して休日出勤した。
追いつかなければそうやって帳尻合わせた。
力を借りたり助けを求めることは弱さだ。
はっきり意識していたわけではないけど、
やっぱりどこかそんな後ろめたさはあった。
自分が数年ごとに転職を重ねていたのも
大きかったのかも知れない。
「どれどれ、お手並み拝見」
という周りの空気を常に感じていた。
自分で勝手に感じていただけかも知れない。
でも人に背中を見せたくなかった。
弱音を吐いてる。そう思われたくなかった。
自分の存在意義は常に成果を
出し続けてこそ、だと思っていた。
だから結局どこにいても、いつまで経っても
「自分の居場所だ」とは感じられなかった。
そこから降りた今はね。
頭ではね。
力を借りたり助けを求めることは
弱さではなく必要なことだと思う。
ただ実際に本当に困ったとき、果たして
自分がちゅうちょなくそうできるか?
まだまだわからない部分もある。
きっとかつての僕のような人ほど、
ひきこもってしまうんじゃないかな?
だからこうして、
備忘録として書き残してみた次第。
自分への戒めとして。
「弱さではなく必要なこと」
あ、もちろん、子どもにも
ちゃんとそう教えないとね。
今日も良い1日を。
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