ストレスなくそのまま受け取ってもらいたいから

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「へとへと」か「ヘトヘト」か。
「見出す」か「見いだす」か。
「生きづらさ」か「生き辛さ」か。

そういうあれこれをずうっと夫婦で二人、
話しつつ全体くまなく隅々まで直した。

そして細かく画像の明暗やらトリミングやら
キャプションの入れ方やらを調整した。
最適解を探して「これでもか」と試す。

そういう1日だった。

僕らが作っている不登校インタビュー事例集
『雲の向こうはいつも青空』Vol.8の
細かい最終段階の編集作業の話だ。

うちの奥さんは校正にこだわる。
僕はエディトリアルデザインにこだわる。

なぜか?

極力、ストレスなくこちらの意図を
そのまま受け取ってもらいたいからだ。

結局のところ、校正にしろ、
エディトリアルデザインにしろ、
どちらもはっきり言って
気づかない人は気づかないものでしかない。

そこに多大な労力をかけるのは
効率的ではないかもしれない。
そこまでやる必要ある?という地味な話だ。

でもたとえ気がつく人がいないにしても。

ストレスなくこちらの意図を
そのまま受け取ってもらいたい。

その強い思いでしっかり作られたものを
見聞きすると心地よいから――。

という言い訳でこれまでの疲れを癒そう。笑

たぶんコレ、わかりにくい話だな。

えーっと、簡単に言うと、
音楽で言うベースみたいなものなんです。

ベースラインが地味でも
きっちり決まっている。
派手なことはしない。
でもここぞというところでは小気味いい。
わかる人はちゃんとわかる。

そんな図にこだわっている。

たとえばボン・ジョビの
「Livin’ On A Prayer」みたいな感じだ。

ベースはずっと地味に
リフでリズムを支えている。

ワウギターのほうが断然派手だ。

でもひとたびサビに来たら、
あのラインじゃないと話にならない。
しっかりベースが歌っている。

そういう校正とエディトリアルデザイン。

うーん、
余計に話がわかりにくくなったかな。笑

ゥオーオ!
リーヴィオナプレーエェ!

なんとか今月末に間に合いそうです。

今日も良い1日を。

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子は小学三年生の時に不登校になり、小・中学校には通うことなく卒業しました(現在19歳・大学生)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。