信号も標識も横断歩道も、全部ナシ

興味深い話だと思った。

信号や標識をなくすことで、
逆に安全性を向上させる
「Shared Space(共有空間)」
という考え方。

オランダの交通専門家
ハンス・モンデルマンが発案した概念だ。

”信号や標識がないほうが人々が慎重になり、
危険を回避しようとする心理が働き、
交通行動も改善される”

モンデルマンの交差点には信号も標識も
センターラインも、横断歩道すらない。

実際ドイツ西部の街ボームテでは、
この考えに基づいて町の中心街の
信号・標識の類をすべて取り払った。

すべては歩行者や運転者の
自主性に委ねられている。
運転者も横断者もそれぞれが
よくよく注意するしかない。

それでやっているらしい。

モンデルマンの交通理論が
ドイツの小さな友好的な街の外で、
どれだけ機能するかはわからない。

でもこの逆説的な考え方は
とても斬新だと思った。

前にもアメリカの車は赤信号でも
右折可能なのを知って
驚いたことを書いたけど、

我々は信号機という物に判断を預けている。
あえて言うなら、預けてしまっている。

この預けてしまっていることに対して、
時に疑念を持って見ることも大事だと思う。

赤信号も行ってよし?

2019.01.21

信号も標識も横断歩道も
全部ない「共有空間」という考え方。

先生も授業もテストもカリキュラムも
何もないデモクラティックスクールの
考え方に、似たものを感じた。

頭にガツンと一撃な発想という部分で、
こういうものを知るのは楽しい。

あ、念のため。

そういう発想が個人的に面白いと思うし
好きだと言っているのであって、

信号機やカリキュラムを無くすべきだ、
と言っている訳ではないので、
そこはお間違えなく。

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子は小学三年生の時に不登校になり、小・中学校には通うことなく卒業しました(現在19歳・大学生)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。