左手が警告する

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左手が腱鞘炎になってしまった。

なぜそうなったのか?

左手の親指と人差し指ででcommand+zを
何百回も押したのが原因だ。

InDesignで画像をトリミングしたり
位置を調整していたのだけど、
どうにもこうにも気に入らない。

結局前の方が良かったと思うんだけど、
同時に気がつく。

保存してないじゃん、前の奴!

そうすると「取り消し」を
繰り返すしかない。

結構いじった後だったからcommand+zを
延々と押し続ける羽目になって、

気がつけば左手で何かをしようとすると
親指の付け根がピリッと
痛むようになってしまった。

ちょっとしたこと、
例えば何かものをつまんだり
つかんだりしようとすると、
親指の角度次第でピリッと痛む。

そんなには痛くない。

でもどの角度で痛むのかが
よくわからないし、
なんだか長引きそうな
予感たっぷりの痛みでもある。

「俺を変に使うと
電気ショック与えるぞゴルァ」

と左手が警告している感じなのだ。

なので極力、左手を
使わないようにしているのだけど、、、

これが左利きの僕には結構難儀なことで。

スマホの操作はもちろん、髭剃り、歯磨き、
サラダを食べる時のフォークから
食器洗いのスポンジを持つ手まで、
基本全部左手だ。

これを右手でやってみたとき――。

絶望的なまでの不自由さを味わった。

何が言いたいか?

よく自己責任自己責任って
連呼する人がいるけれど。

いつかの日か、
自分が当たり前にできていたことが
できなくなる日が来るかも知れない。

琵琶法師さんもこう仰っている。

奢れる人も久からず、ただ春の夜の夢のごとし
猛き者も遂にはほろびぬ、ひとへに風の前の塵におなじ

今の自分が享受している「当たり前」は
春の夜の夢であり、風の前の塵なのだ。

そのことを、思い起こしてみる必要がある。
いつも、とは言わないまでも、
少なくとも、ときどきは。

そんなことを「無情に警告してくる左手」
と過ごしてみて、思った。

たかが腱鞘炎くらいで大袈裟に、って?

まあ、いいじゃないですか。笑
そう実感したんですから。

今日も良い1日を。

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子の忍介は書字の学習障害と軽度の発達障害があり、小学三年生の時に不登校になりました(現在19歳・忍者好き)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。