今日は厳しめ純ちゃんです。
不登校インタビュー事例集
『雲の向こうはいつも青空』
を夫婦で作って販売している。
1冊に7人のインタビューを収録している。
これまでに9冊、合計で63人分の
雲と青空のストーリーをお聞きしてきた。
この事例集について、ときどき
こういう問合せをいただくことがある。
「うちの子と同じ性別・年齢・理由で
不登校になった人の話が
載っている号はどれですか?」
というような質問だ。
もちろん、普通に答える。
そういう号があればそれを、
なければないで申し訳ないと。
ただ答えながら思ってしまう。
「本当はそうじゃないんだよなあ」と。
なぜそう思うのか?
ズバリうちの子と同じような例。
それを探したい気持ちもよくわかる。
でもどこかそれって
「答え探し」
のようにも感じてしまう。
厳しいことを言う。
不登校に答えはない。
だからそういうズバリの答え探しは
あんまり意味がない。
「じゃあアンタらが発行している
インタビュー集を読む意味はなんなのか?」
不登校に答えはない。
ひと言で言えば「人それぞれ」だ。
でもどこか普遍的な傾向は、ある。
本人が心から安心できる状況にあること。
そういう環境の変化や人との出会い。
それはひとつ大きなキーになっている。
そして割と思いがけない形で
そういう転機は訪れる。
でもその転機が来るタイミングは
誰にも(本人にも)予想がつかない。
じゃあどうすればいいのか?
僕のアドバイスはこうだ。
親が「今か今か」と待つのをやめる。
大丈夫、と腹をくくる。
大丈夫じゃなくても大丈夫。
それくらい大きく出てみる。
家の中をまず、安心安全の場にする。
そうこうしているうちに、
状況が変わることもある。
変わらないこともある。
変わっても変わらなくてもいい。
学校行こうが行くまいが、
この子がこの子であることに変わりない。
いつか必ずきっと
この子はこの子の人生を歩み出す。
それまでのちょっと長めの休養なんだと。
――心からしっかりそう思えるためにも。
たくさんの人の例を見聞きしておくのが
やっぱり大事なんだと思う。
読むほどに安心につながるはずだから。
うーん。
でも今、自分で書きつつ思った。
「これ、伝わりにくいかもな」と。
僕が渦中にあったときに読んだら
「何を甘いこと言っちゃってるんだ?」
「哲学語ってないで具体的な解決策言えよ」
と感じたかもしれない。
でもまあいいか。笑
(本当はこっちの方が厳しいんだけどね)
今日も良い1日を。
P.S.
不登校インタビュー事例集
『雲の向こうはいつも青空』
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