もしかしたらこの一言に、親たちの
危機感が集約されているのかも知れない、
と思った。
『登校渋りの中学生の子どもがいるんだけど、親が諦めたらすべて終わりだよね……。今までがんばってきたけれど、もう諦めて引きこもりにさせようかな。コロナ鬱かわからないけど、何もかも疲れた』
『2年近く登校渋りで、行ったり行かなかったり。発達障害があって、行きたくない理由も曖昧。「親が諦めたら完全な不登校になる」って周りから言われるけど、何もかも疲れた』
『周りからは、「一度つまづくと不登校になるから、そうならないようにしなきゃね」とか「お母さんもサポートやフォローがんばって!」って言われるけど、その私へのフォローはなんもないわ。高校は通信制とかあるし、もう学校に絶対行かせなきゃとか思っていない。投稿者さんと同じく私も疲れた』
思ったのは、、、
親が諦めたら終わり。
一度つまづくと完全不登校。
この発想が親を追い詰めているなあ、と。
よく考えてみればこれは脅迫であって、
救いなんてどこにもない。
7年前、息子が不登校になったとき。
「親が諦めたら終わり」
とまでは僕は思わなかった。
でも親の自分が何とかどうにかしなきゃ、
とは必死に思った。そして途方にくれた。
- 行き渋る
- 親が疲れて諦める
- ひきこもりになる
- ジ・エンド
という思考回路な訳だけど、結局
この思考に陥ってしまうのは
「そうじゃない事例」
の情報が圧倒的に少ないからだと思う。
「子どもを学校に通わせるのを
諦めるのはありだけど、
子どもの将来を諦める必要はなし」
と記事にもあったけど、
不安を和らげるにはやっぱり、
例を出しての将来の話が役に立つと思う。
例えば僕らが作っている
インタビュー事例集がまさにそうだ。
息子の不登校に悩んでいたあの頃。
自分が本当に欲しかったもので、
身近に無かったもの。
それを今、作っている。
言うならば、7年前の自分に向けて。
親が諦めたら終わり。もう疲れた――。
そう思っている人はぜひ、
一度手にとってみてほしい。
不登校になっても今、こんなふうに
「青空」を見てる人たちはいます。
https://beans-n.com/lp/behind-the-clouds-vol3/
記事を読んで何か感じることがあれば、ぜひコメント欄にご意見やご感想をお寄せください。
更新の励みになります。バナーのクリックお願いします!
コメントを残す