今日はお仕事お休みですか?

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昨日読んだ『ひきこもり国語辞典』が
まだ自分の中で少しコダマしている。

僕には不登校やひきこもりの人の
本当のところの心理はわからない。

でも一個だけ、
これは確かに嫌だよなあ、と
芯から共感できることもある。

近所や世間の人の目。

特に平日昼間の、人の目のことだ。

最初の会社を辞めて2年くらい、
2番目の会社を辞めて1年くらい、
僕には無職の期間があった。

最初のときは専業主夫、
2回目の時は育児休暇、
を自称していたのだけど。笑

そうすると、どうなるか?

「今日はお仕事お休みですか?」

平日昼間に大の男が買い物したり
床屋さんに行ったり
ベビーカー押してたりすると、
必ずこう話しかけられるんだな。

朝、マンションのゴミ出しを
遅い時間にしてると、
管理人さんにも必ず聞かれる。

聞く側に悪気はまったくない。
1ミリもない。

「めっきり暑くなりましたね」
っていう挨拶と一緒なのだ。

「今日はお仕事お休みですか?」

「ええ、まあ……」

そう曖昧に返事をするのだけど、
それを聞かれるのはすごく嫌だった。

なんてことはない話だ。

でも結構ね、じわじわ
ボディブローみたいにくるんだよなコレ。

「今日は学校休みなの?」
「仕事は今日はお休みですか?」

この質問にある前提、つまり――。

平日の昼間、
子どもは学校で勉強するものだ。
大人は会社で働くものだ。

世間のこの無邪気すぎる潜在意識に、
もしかしたら十数年遅れで僕はささやかに
「復讐」をしたいのかも知れない。

びーんずネットの活動を通して。笑

っていうか、今でもTシャツ短パンで
平日昼間、街にいると聞かれる。

「今日はお仕事お休みですか?」

「はい」

と笑顔で堂々と答えているのだけど。
めんどくさいから。笑

今日も良い1日を。

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子は小学三年生の時に不登校になり、小・中学校には通うことなく卒業しました(現在19歳・大学生)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。