拗ねずに真摯に

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JAFの会報誌「ジャフメイト」。

今月号の冒頭のコラム
「幸せって何だろう」
は脚本家の北川悦吏子さんで、
「しあわせの呪縛」
という内容が良かった。

しあわせってなんだろう?

北川さんが実際に口に出して
「しあわせ〜」というシーンは、
仕事後の風呂上がりのビールや、
友人とシャンパンで乾杯するときだ。

では、と北川さんは問う。

たとえばこんな場面ではどうだろう?

・長年かけたプロジェクトが決まった時
・赤ん坊を産んだ瞬間

大きく感情は動くだろう。

でも人はそういうシーンで
「ああ、しあわせー!」
とは叫ばないんじゃないか、と。

みな幸せになるために生きていると思うのだが(これに異論はあまりなかろう)、さて、しあわせを感じる時というのは、美味しいものを食べた時とか、機嫌のいい日にふわりといい風が吹いた瞬間とか、そんなものではないだろうか?

「しあわせ」という言葉に大仰な意味を持たせすぎでは? しあわせの呪縛……。

もしかして、しあわせは目指すものではないんじゃないか、という気がしてくる。

なんとか日々を生きてれば、それなりに人生を拗ねずに真摯に生きていれば、自然にくっついて来るのではないか? おまけみたいに。

なんとか日々を生きていれば。
それなりに人生を拗ねずに、
真摯に生きていれば。

幸せはおまけみたいに
自然にくっついてくるもの――。

この考え方が素敵だなあと。

あと「機嫌のいい日にふわりと吹くいい風」
という表現も、とびきり素敵だ。

ミソは「拗ねずに真摯に」という所かな?

拗ねたり、真摯じゃなかったり、
よくしてるよな、俺っち……。

さあ。

今日も風呂上がりのビールめがけて行くぞ!

良い1日を。

P.S.
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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子は小学三年生の時に不登校になり、小・中学校には通うことなく卒業しました(現在19歳・大学生)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。