とにかく間引いていく。
必要な箇所だけ残していく。
言葉を変えてはいけない。
言葉を足してはいけない。
出来るのは書き起こした原稿から
不要な部分を間引くことだけだ。
語尾や「てにをは」は読みやすく整える。
その方が意味が取りやすいのなら
話の順序は思い切って大胆に入れ替える。
平均5万字の書き起こしからスタートして
1万5千字くらいまで間引いたら
そこで一度、全体を見直す。
大事なエピソードが抜けてないか?
間引きすぎて意味が取れなくなってないか?
そこからは本当に苦しい攻防だ。
削りに削った上でまだ
3分の1まで減らさなければいけないのだ。
瓦礫の一角を一進一退で奪い合う
スターリングラード包囲戦のように、
ひとつひとつのセンテンスを
吟味しながら間引いていく。
魔法の一手は残念ながらない。
できるのは間引くことだけなのだ。
とにかく何度も何度も読み返す。
<鉄則>
言葉を書き変えてはいけない。
言ってない言葉を足してはいけない。
7千字くらいまで減ったら
一旦そこでインデザインの
レイアウトに流し込む。
見開きでの「流れ」も意識しながら
さらに少しずつ、ジリジリと削っていく。
そして小見出しを立てる。
写真を配置してキャプションを入れる。
僕が今やっている不登校インタビュー事例集
『雲の向こうはいつも青空』
Vol.7の編集作業のことだ。
お尻は決まってる。今月3月末に発行する。
僕の作業は今が大詰めだ。
今日、なんとしても初校を完成させる予定。
この後は鬼編集長、もとい
うちの奥さんの作業が大詰めになる。
言葉は変えない。足さない。
ただただ、書き起こした文字を
ひたすら間引いていく作業。
佳境に入ると本当に
一進一退のスターリングラードだ。
または箱根駅伝の東洋大学。
(その一文を削り出せ)
何が言いたいか?
魂込めて作ってます(キリッ)。
ぜひ手にとって読んでみてください。
ってまだ完成してませんが。笑
これまでのバックナンバーはこちらから。
今日も良い1日を。
(絶対に初校完成させるゾ!)
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