一度外れると二度と戻れない

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DeNA会長・南場智子さんの記事を読んだ。

ひとつの特効薬として

「新卒一括採用の撤廃」

というアイディアは良いなあと思った。

結局、学歴社会がどうのと騒いだところで、
出口の「就職」の部分が変わらない限り、
ドラスティックには変わらないと思うから。

詳細はぜひお読みいただくこととして……。

やっぱりね、ここだなあという気がした。

日本の教育は「間違えない達人」の量産システムであり、幼児期から誰かが決めた答えを言い当てる教育を受けます。決められたレールの上を上手に速く走る訓練です。進路などの大きな選択も、世間一般に重視される指標である偏差値をもとに決めていきます。そういった環境で成功してきた優秀層にとって、レールから外れるのはとても怖い。まして一度外れると二度と戻れない可能性が高いならなおさらです。

「一度外れると二度と戻れない」

正にこれが、諸悪の根源な気がしていて。

不登校しかり、ひきこもりしかり。

「何度でもやり直せるし、
寄り道したって構わない」

「失敗したって大丈夫、やり直せるから」

口でそう言うのは簡単だ。

でも社会全体、
仕組みとして全然そうなってない。
寄り道や失敗にものすごく厳しい。

そうですよね?

だからたとえば新卒一括採用という
世界に類を見ない奇天烈な制度を
変えるのもひとつだと思うし、
義務教育にも通信制高校みたいな
柔軟な制度をもっと取り入れる、
というのもひとつだと思う。

一度外れると二度と戻れない――。

ちなみに僕は46歳で会社員を辞めた。

もう戻らないという決意もあるけど、
もう戻れないという諦めも正直大きい。

でもそう諦めなければいけない社会は
本当は良い社会じゃないとも思う。

ホント、企業や官庁の
新卒一括採用禁止するだけでも、
義務教育の縛りを緩めるだけでも、
ものごとって割と大きく
変わっていく気がするんだけどな。

レジ袋を有料にしたら、今や誰もが
エコバッグ持ち歩くようになったよね?

たった3円や5円の話でも
制度を変えればものごとは動くのだ。

今日も良い1日を。

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子の忍介は書字の学習障害と軽度の発達障害があり、小学三年生の時に不登校になりました(現在19歳・忍者好き)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。