編集する!

昔々のことだけど。

欧州のとあるブランドのマーケティングを
担当していて、1年間、FM局のある番組の
スポンサーになったことがある。

毎週日曜日放映の番組で、
スポンサー枠として60秒の
ラジオCMが出せた。

20秒の商品CMはいくつかあったのだけど、
残り40秒をどうしよう?となった時に、

ブランドや商品を宣伝するのではなく、
その国にまつわる知られざる小話というか、
豆知識をお伝えする内容にしたいと思った。

1年間ぶん、毎週違う内容を用意する。

とは言え、そんなことを丸ごと
制作会社に依頼するような予算は全然無い。
なので企画も編集も自分でやることにした。

当時NHKの語学講座を担当していた
とあるタレントさんにお願いして
スタジオに来てもらい、事前に考えた
質問事項を50個くらい投げかける。
ひたすらアドリブで話してもらう。

それを文字に起こして、
そこから40秒の小話に編集する。

どこをどう切り取るか。
どの順番で組み合わせれば面白いか?

考える時間は確か一週間位だったと思う。
頭から湯気が出るほどウンウン考えて、
再度スタジオを丸1日借りる。

文字起こしを見ながら
オペレーターさんにココとココを切って、
つなげてください、と指示を出す。

「3秒オーバーです」「1秒足りません」

オペレーターさんのフィードバックを元に

「じゃあこの言葉を削ってください」
「足りない部分は、この息継ぎの部分と
あの部分の”間”を少し伸ばしてください」

そんな指示を出して、とにもかくにも
40秒のネタを数十個作った。

ものすごく大変だったけど、
完成した時は嬉しかった。
残念ながら聴取者からの反応は
さっぱりだったけど。

それとは違うのだけど、
今やっていることは似た感覚はあって、、、

不登校をテーマにした
インタビュー事例集の出版を
びーんずネットで企画している。

雲の向こうはいつも青空

2018.10.08

7人の方に取材したのだけど、
今、絶賛大編集作業中で、
お話いただいた内容をまとめている。

取材時間は各々2時間30分以上で、
文字に起こすと短い人で2万字、
多い人は5万字を超える。

それを6,000字くらいにまとめる。

本当にみなさんにお話いただいた内容が
全部素晴らしくて、削るところがどこもない。
最初はそういう気がするのだけど、まさに
頭から湯気が出るくらい考えながら短くする。

バッサリ大胆にカットするところもあれば、
意味が変わらないように、少しずつ少しずつ
センテンスを削るところもある。

なんだか注意深く、シャンパンタワーから
グラスを取り除いていくような気分だ。

自分で言うのもナンだけど
良いものに仕上がりそうな予感はしている。

冊子にして販売という形にはなるのだけど、
ぜひたくさんの人に
手にとってもらいたいと思っている。

乞うご期待ということでのお知らせでした。

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子の忍介は書字の学習障害と軽度の発達障害があり、小学三年生の時に不登校になりました(現在通信制高校1年生・忍者好き)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』を出版しています。