登校をうながすための原因探しは、子どもを追い詰めてしまう

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不登校新聞4月1日号を読んだ。

大分の不登校を考える親の会
「星の会」代表の加嶋文哉さんの連載
「不登校 親の失敗談から見えること」。

毎号、興味深く読んでいるのだけど、
今回の「背中を押すタイミングは?」
がとても良かった。

中学入学当初は楽しそうだった娘。
5月ごろから「お腹が痛い」と
ソファでうずくまるようになった。

理由を聞いても何も答えてくれない。

「背中を押して来させてください」

と学校からは言われる。

車で送って行くも、
それも嫌がるようになり、、、

そもそも不登校の原因もわからない。

休ませた方がいいのか、
背中を押した方がいいのか。

そう話す例会初参加のAさん。

続いて他のお母さんの話。

Bさんのお子さんもかつて不登校だった。
「どうして不登校なのか、
自分でもよくわからない」
お子さんにそう言われたという。

そして不登校の原因を聞いてくる
当時の「お母さんの顔が怖かった」と。

Cさんの娘さんもどうして行きたくないか、
何も言わなかった。
Cさんは単に嫌なことから逃げて
怠けてるだけだと思っていた。

でもある朝、娘の部屋に行くと、
娘は机の下で震えていた。
以来、無理やり学校に行かせるのはやめた。

お母さんの顔が怖かった……。
何も言わず、でも机の下で震えていた……。

なんとも、言葉では表しきれない、
子どもの気持ちが痛いほど伝わる
エピソードじゃないだろうか?

思い返せば、2014年1月。

小学3年生だった息子が
前年の秋から不登校になっていた。

冬休み明け3学期からの登校を
僕は息子に強く促していた。
そのとき彼は
「3学期からは行く」と言っていた。

思えばあれは完全に彼は僕に
言わされていたんだよなあ、と。

3学期前々日、寝る前に彼は
泣きながら僕には言えなかったことを
うちの奥さんに話した。
初めて聞く内容だった。
そして話しながら、悔しくて何度も
拳をマットレスに振り下ろしていた。

昼休み日記(不登校編)(4)身代わりロボットが学校に行ってくれたらいい

2020.11.23

そんなこんなを思い出した。

加嶋さんのコラムに話を戻す。

最後のこの一節が良かった。

子どもの苦しみを解決してあげたい親と、不登校の原因を聞かれるだけでも自分が責められているように感じる子ども。少なくとも「問題を解決して登校をうながすための原因探し」は、子どもを追い詰めてしまうようです。

「問題を解決して
登校をうながすための原因探し」

それは子どもを追い詰めてしまう――。

不登校は本当にさまざまだ。
簡単に分類することはできない。

ただ、この部分に関してはたぶん、
例外はないんだろうな、と今は思う。

今日も良い1日を。

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子は小学三年生の時に不登校になり、小・中学校には通うことなく卒業しました(現在19歳・大学生)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。