昨年、自殺した小中高校の児童・生徒が
512人で過去最多になったという。
その他、もろもろ。
暗澹たる気持ちで読んだ。
そして、こちらの記事も。
どちらも本当に指摘の通りだと思う。
直視するのは辛いけど。
不登校24万人。いじめ60万件。
じゃあどうすればいいの?
という話なんだけど、ひとつだけ。
あんまり話が出ないのが
不思議だからあえて言う。
今のクラス制度解体したら?
同じ年齢の子を何十人も集めて
一緒くたに同じことを教える。
これをやめてしまえば、
きっと大きく変わると思う。
具体的には例えばだけど、
小学1〜3年生の単位にする。
4〜6年生の単位にするとか。
イエナプランは確かそうだよね。
そんでもって担当の先生も
子どもたち自身が選べるようにする。
学校も一定の学区内で
好きなところを選べるようにする。
現状、何もかもが子どもの意向に
関係なく全部勝手に決められてる。
それも住んでる場所と年齢だけで。
選択の余地がひとつもない。
これ、まったく民主的じゃないよね?
それを一旦全部ゼロベースで考え直す。
異次元の不登校対策、というならさ。
これくらい踏み込まなくちゃと思う。
いや、確かに教えるほうは大変だと思うよ。
整備しなくちゃいけない点はたくさんある。
でもいじめにしろ、不登校にしろ。
問題の根本はどこにあるのかと言えば。
やっぱり「同じ年齢の子だけで固める」
からこそ起こりやすいんじゃないか?
ささいな違いが物凄く目立つ仕組みだから。
そして同じ年齢の子で固めているのは
とどのつまり、教える側の効率であって、
管理する側の都合でしかないんじゃないか?
いや、異論反論出るのは承知だ。
でも子どもたちにとっての
本当の最善ってなんだろう?
本当の、本当の、本当の「最善」は?
しつこいけど、子どもたちの最善ですよ。
そう考えたときに、今の学級制度は
果たして最適解なんだろうか?
……決してそうじゃない。残念ながら。
じゃあ、しっかり対策した方がいいよね。
放置しちゃだめだよね。怠慢だよね。
そうやって物事を根本的に
ひとつづつ見直す必要があると思う。
だいいち、教える側の学校の先生たちが
全然幸せそうじゃない。
これも、ゆゆしき問題だよね。
こんなんで物事、うまくいくはずがない。
僕はもちろん教育の専門家じゃない。
一人の不登校を経験した子の親だ。
ただうちの息子は学校のクラスという、
息苦しい制度から離れて10年育った。
デモクラティックスクールは
完全に異年齢ミックスだった。
年上だろうが友達は全部呼び捨てだ。
勉強なんてまるでしなかった。
でもあの雰囲気はすごく良かった。
通信制高校のオンラインコースでは
登校は年に1回、2泊3日だけ。
それはもう、伸び伸び生活してた。
でも単位は取って卒業する見込みだ。
そりゃあ途中途中では心配もしたけど
「ま、これでもいいんじゃない?」
と、息子を見てると心から思う。
クラス、通学、宿題、部活、受験。
本当に必要ある?って。
単なる「思い込み」なんじゃない?って。
こびりついた固定観念から離れて
一度、突き詰めて考えましょうよ、と。
息子の不登校を経て大きく価値観を
転換できた今――僕は言いたいかな。
ってガラにもなく演説しちゃった……。
ご清聴ありがとうございました。
今日も良い1日を。
記事を読んで何か感じることがあれば、ぜひコメント欄にご意見やご感想をお寄せください。
更新の励みになります。バナーのクリックお願いします!
コメントを残す