8月も気がつけばもう終わる

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今日から新学期という学校も多いのかな?

思い返せば9年前。

「漢字のない世界に行きたい」

と小学3年だった息子が泣いたことから
我が家の不登校ライフは始まった。

「お母さん、学校に行きたくないです」

そんなメモを寝る前に彼が書いた。

当時は「可愛いなあ」と思っていた。

でもあれはSOSだったのだ。

そして不登校になった後も、
僕は彼をなだめてすかして
なんとか学校に戻そうとした。

今思えば、とんでもなかったなあと。

ここ何年でよく知られるようになったけど、
子どもの自死が多いのは夏休み明けだ。

たかが不登校、
ともしあなたが思っているのなら――。

それは大いなる間違いだ。

命の問題になってしまうのだ。

そして勉強の遅れや社会性が育たない、
という心配や不安を抱えているのなら――。

言っちゃ悪いけど、あえて言う。

それこそ「たかが」の話だ。

勉強の遅れや社会性なんて
後からいくらでも取り戻せる。

そういう例はこの活動をしていて
たくさん見てきた。

とにかく大事なのは、子どもの「今」だ。

もし子どもがSOSを出しているのなら――。

躊躇なく安全を確保する。
つまり、学校は休む。
それも一旦、無期限までを覚悟する。
まず全力で子どもを守る。
それが親の役目だと思う。

とはいえ、、、というのも親の本音だ。

僕も経験あるからよくわかる。

学校休んで昼夜逆転のゲーム三昧、
スマホで動画見ては延々ダラダラされると
心が波立ってしまってしょうがない。

いや、本当にこれでいいの?と思う。

いつまでこの状態続くのよ?
ただの甘やかしになってんじゃないの、と。

振り返ってみて一番思うのは、
やっぱり情報の大切さだ。

情報の少なさが不安と心配を増幅させる。

不登校の「その先」を知っている人は
意外に少ない。

僕もぜんぜん知らなかった。

不登校を経て大人になった人が
まったく身近にいなかった。

不安や心配は不登校の「その先」が
わからないことが原因で生まれている。

ならば話は単純だ。

不登校の経験を経て今、大人として
生きてる人たちの話をたくさん知ればいい。

だから今、当時の自分のような人のために
夫婦で本を作って出版している。

作りながら僕ら自身、
本当に安心と勇気を得ている。

なので、ぜひ読んでください。

という、まさかの宣伝オチ!笑

でも本当にそう思ってます。

特に号を重ねるごとに。

不登校インタビュー事例集
『雲の向こうはいつも青空』
のお求めはこちらから。

(ぜひ7巻全巻制覇を)

今日も良い1日を。

P.S.
『雲の向こうはいつも青空』Vol.8は
9月末発行を目指して目下、
絶賛全力編集作業中です。
頭使いすぎてもう血管切れそうですが、
こちらもお楽しみに。

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子は小学三年生の時に不登校になり、小・中学校には通うことなく卒業しました(現在19歳・大学生)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。