休み明けに思う

今日が仕事始めの人は多いだろう。

思い返せば、
休み明けっていつも憂鬱だった。

今は違う。

営業会議も人事面談もない。

気まぐれな上司も、面倒な部下もいない。
そもそも満員電車に乗る必要すらない。

最高じゃないか？

「あの、ボーナス全くありませんが……」

それはしょーがないの！

「確定申告もしなくちゃいけないけど」

それもしょーがないの！

何が言いたいか？

こんな未来はまったく想像できなかった。

いっつも同じことを書いてるけど、
（書きたいから書かせてちょーだい）

本当にそうで。

ちょうど季節は今頃だった。

息子の不登校であれこれ、
家族ですったもんだした。

そして田中茂樹先生の
『子どもを信じること』を読んで、
ある意味、無理矢理吹っ切った。

そう、感覚としては
無理矢理に吹っ切った感じだ。

あれから11年。

いろいろアップダウンはあった。

もちろん、これからもあるだろう。

でも今、僕も息子もあの頃には
想像もつかなかった地平にいる。

人生はわからない。
いや、本当に。

いきなり大雑把にくくるのだけれど――。

「小学校、中学校行かないくらいで何さ？」

そりゃ、いろいろあった。
でも大きく見れば、大したことない。

ぜんぜん大したことなかった。
大きく俯瞰して見てしまえば。

「会社員、辞めたからって何さ？」

そりゃ、今でもいろいろある。
でもひとつ言えるのは、死んじゃいない。

とにかく生きてる。
それが何よりじゃないか？

なんかね。

11年前の冬休み明け。

登校できなくて、心底がっくりしてた。
あの頃の自分に声を大にして言いたい。

「おーい、大丈夫だから心配するな」

会社の中で十分に力を発揮できなかった。
人間関係も険悪で、業績も下がる一方。

そのもどかしさで毎日不機嫌だった、
あの頃の自分に声を大にして言いたい。

「おーい、別の道もあるし見切ればいいぞ」

声を大にして言いたいです。

さあ、月曜日に漕ぎ出そう。

心配するな。俺は運が良い。

そう、俺はとびきり運が良いんだ！

自分に言い聞かせております。笑

今日も良い1日を。

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