正直、ちょっとうんざり

 

 

 

「不登校過去最多!」

この季節、毎年ニュースでもちきりになる。

正直、ちょっとうんざりしている。

別に不登校は増えていいんだよ。
いくらでも増えたらいい。

ただし!

不登校で傷つく親子。
不登校で不利益をこうむること。

それは絶対に減らしていく必要がある。

っていうかさ。

不登校を「問題だ、問題」と騒ぐこと。
そっちの方がよっぽど問題なんだよ。

不登校を問題だとする社会。
その社会の側に問題がある。

問題だ問題だと騒ぐから、子どもの側も

「あ、自分は悪いことしてるんだ」

と傷つく。自己肯定感が下がる。
心身とも健康から遠ざかってしまう。

「不登校でも何にも問題ない」

きっぱりそう言い切れる。

そっちの道を粛々と整えていくこと。
それこそが一番大事なことなんだよ。

いや、実際問題、不登校は問題よ。
親子ともに孤立し傷つく。
不登校離職という課題もある。

実際に自分も経験したからわかる。
不登校は大問題、親子共に一大事だ。

だからこそ――。

不登校でもぜんぜん大丈夫なんだと。

不登校は問題じゃないんだと。
学校がすべてじゃないんだと。

まったく問題ない。
あなたは絶対に大丈夫。

力強く言い切れる。
そういう状態を作っていく。

そっちが大事だと思うんだけどな。

「学校に戻れるものなら戻った方がいい」

という大人の本音が透ける。
その状態を早く脱していかないと。

いや、実際問題、みんな学校に
戻ってくれたら一番ラクなのよ。

学校戻すのが一番ラクで簡単。
大人の都合で言うならば。

でもね、誠に残念ながら。

学校はもう根本的に制度疲労してる。
確実に何割かの子は学校が合わない。

なのに「また今年もこんだけ増えた」
と大騒ぎしてる。

この騒ぎを見て不登校の子はどう思うか?

嬉しいか?
仲間が増えて心強いと感じるか?

そんなことはないだろう。
むしろ余計に傷つくんじゃないかな。

だからもう騒ぐのやめませんか?
学校へ戻そうとするのやめませんか?

「不登校でも大丈夫」

そう思える道を整える方に向かいませんか?

抜本的に教育の方向性変えていきませんか?
もっともっと選択肢豊かにしませんか?
やれることをどんどんやっていきませんか?

というフラストレーションがあるのでね。

この時期、不登校を話題にしたくない。

というのがここ最近の純ちゃんでした。
(そして心の声ダダ漏れにしてみた。笑)

今日も良い一日を。

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子は小学三年生の時に不登校になり、小・中学校には通うことなく卒業しました(現在20歳・大学生)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。