プロフィールのページにも書いたのだけど、
カート・ヴォネガットという作家が好きだ。
え?
プロフィールのページなんてあんの?
そう反応しますよね。笑
プロフィール、と書いてないから
読んでない人も多いかも知れない。
もしまだでしたら、
ブログを始めるにあたっての演説やら、
イスラエルに行ったときの
山上の垂訓教会の話やらがあるので、
良かったら読んでみてください。
ところで、そのカート・ヴォネガット。
遺作となった「国のない男」は、
正直、ところどころ読んでいて苦しい。
彼お得意のユーモアやアイロニーは
勿論あるのだけど、彼の怒りや悲しみが
割とナマに出ているところが多くて、
そういう部分は読んでいて苦しくなる。
それでも久々、パラパラめくったら――
本当にグッとくる部分があった。
これぞ正調ヴォネガット節!
という次第で紹介する。
ピッツバーグ出身の若者、ジョーがやって来て、不安そうにこう言った。「ぼくたち、大丈夫ですよね」
「若者よ、この地球へようこそ」わたしは答えた。「夏は暑く、冬は寒い。地球は丸く、水も人間も豊富だ。ジョー、ここでの寿命はたかだか百年くらいじゃないか。わたしが知っている決まりはたったひとつだ。ジョー、人にやさしくしろ!」
決まりはたったひとつ。
人にやさしくする。
真理だと思いませんか?
今日も良い1日を。
記事を読んで何か感じることがあれば、ぜひコメント欄にご意見やご感想をお寄せください。
更新の励みになります。バナーのクリックお願いします!
コメントを残す