今朝、4時すぎ。
起きると忍介が
ゲームをやり終えたところだった。
冷凍庫からアイスクリームを取り出して
(今でもアイスクリーム療法は継続中だ)
ちょうど良い話相手ができたとばかりに
マシンガントークを始める。
今やっているゲームがいかに楽しいか。
弾倉が回転式のリボルバーが自分は好きだ。
色んな銃があって、
色んなリロードの仕方があるけど、
ちょっと無駄がある、完成されていない
時代モノの銃が自分は好きだ。
理由なんてない、これは好みの問題だ。
ロマンがあるかないかだ。
云々カンヌン。
ショットガンではこう、
マシンガンではこう、
リボルバーではこう、
操作方法を実演しながら
カタカナの専門用語がわんさか出るし、
意味を把握すること自体大変なんだけど、
微笑ましくフンフンと聞いた。
一通り彼の話が終わったところで
ひとつ、聞いてみた。
「ねえ、世の親という種族はさ、
子どもがゲームをやり続けていると
依存症になるって心配するんだけどさ、
そのことどう思ってる?」
「勉強よりゲームの方が
楽しいに決まってるじゃん」
「いや、もちろんそうなんだけど、
ゲームに没頭するあまり、
風呂も食事も忘れてのめり込んでしまうのが
ゲーム依存症なんだよ。そのことはどう?」
「お風呂も入るし、ご飯も食べるし、
歯も磨くし、ちゃんと寝る。じゃないと、
ゲームに集中できないでしょ?」と忍介。
「お父さんだって、毎日お酒飲むでしょ?
アルコール依存症じゃないの?」
「…まあ、
ほとんどそうかもしれないけどさ、笑
楽しく飲めているから一応、
依存症ではないと思うよ」
「それと同じじゃない?」
最近まさに
僕が思っていたことだったので驚いた。
毎日やるから依存症になるんじゃない。
依存症はきっと別の問題だ。
だからこうして楽しくやっている分には
問題ないんじゃないか。
単純にそう思う。
そして午前4時30分、
「おやすみ」と言って
自室に戻る14歳の息子を見送った。
特に教訓も結論もなく、
単なる備忘録として。
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