同じ話の違う教訓

時間の使い方に関する啓発本を読んでたら、
「大きな石を壺に入れる」
教授の話が出てきた。

以下ネタバレを含むので、
「大きな石を壺に入れる話」を
ご存知ない方は、まずこちらを是非。

大きな石を先に入れろ!

2018.05.14

時間の使い方に関する本だから、
さては例のたとえ話を使って
「大切なものから先に着手しなさい」
というオチになるんだろうな、
と思っていたら、、、

さにあらず!

今読んでいる本の中の「教授」は、
以前僕が紹介した話の時とは
別の結論を語っていた。

いわく、、、

私たちはこれ以上もうできない
と思うことがある。
でも実現しようと懸命になれば、
必ずまだ可能性が見つかるものだ、と。

ほう。
そう来たか。なるほど。

どの時点で「もう満杯だ」と思うか、
その観点では確かにそうだ。

大きい石だけで満杯だと思うか。
砂利が加わって満杯だと思うか。
水で満たされて満杯だと思うか。

まだどこかに入り込む余地がないか、
懸命に考えてみる。

同じ話から引き出される、違う教訓。
面白いものだなあ、と思う。

大きな石を壺に入れる話。

A)これ以上できないと考えず、
懸命になれば可能性は見出せる。

B)大切なものから先に入れないと、
人生は重要でないもので満杯になる。

個人的にはやっぱりB)の

「大切なものから先に入れないと、
人生は重要でないもので満杯になる。
だから大きな石を先に入れなさい」

と言う教授の方が、僕は好きだな。

あなたはいかがですか?

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子は小学三年生の時に不登校になり、小・中学校には通うことなく卒業しました(現在19歳・大学生)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。