桃太郎のメロディにあわせて歌う、
アウェイ限定の名物チャントが面白い。
前にもブログで紹介した。
ご存知、今年J1に昇格した
ファジアーノ岡山のサポーターが
敵地のスタジアム限定で歌うこの歌だ。
♪行くぞ俺らが岡山です!
岡山です、岡山です!
岡山、岡山、岡山です!
もっかい言うけど岡山です!
覚えたか? 岡山です!
まだまだ言うけど岡山です!
しつこいけれども岡山です!♪
覚えたか?
と2番では上から目線で来るかと思いきや、
やっぱり「ですます」で下から攻めてくる。
清々しいまでの自己顕示欲の塊でもある。
(このセンス、本当に最高)
11月には等々力で聞けるのを今から
もう楽しみにしているのだけど、、、
そのファジアーノ岡山。
「へえ」と思って読んだ。
Jリーグ「ファジアーノ岡山」が実践する不登校支援…“叱らない”指導で見えた子どもの変化
僕がいいなと思ったのはファジアーノの
この「不登校支援」、
――ではない。
何でもそうだけど、
合う子合わない子はいる。
僕が「いいな」と思ったこと。
それは不登校支援ではなく、この記事の
もっと大きな「叱らない指導」のことだ。
学校で指導していた教員の立ち位置から見ると、子どもが何もしていないとサボっているように見えてしまう。その時々の取り組みに飽きている、もしくはその子の能力と合わない可能性を考えて、子どもに問いかけ違う方法を提案したほうがいいのだが、そうする余裕を生み出すことが難しい。私も子育て中に反省したが、つい「そうじゃなくてこうするんだよ」と言ってしまいがちだ。
ところが、ファジアーノのコーチ陣は子どもを丸ごと認める。例えば「ああ、面白いことしてるね。みんなもやってみる?」などと言って決して否定しない。
いや、本当にね。
子どもが何もしていない。
イコール、サボっていると見える。
特に学校の先生からはそう見える。
「そうじゃなくてこうするんだよ」
そう言いたい。
でも今回のファジアーノの取り組みは違う。
丸ごと認める。決して否定しない。
すると、どうなるか?
「指導中に子どもが走り回ったり、練習や活動とは違うことをやっても、池上さんはまったく叱りません。子どもを認めますよね。そこで私も池上さんのように子どもを認めて受け入れることを繰り返しました。すると子どもが変化していくことを知ったんです」
確かな手応えがあった。大人が認めて待ってあげれば、どんな子どもでも成長する力がある。そこへの理解を自らの手でつかみ取った押鐘さんの哲学は、この連載の主人公である池添素さんの「子どもを信じ切る力」と通底すると私は思う。
大人が認めて待ってあげれば、
どんな子どもでも成長する力がある。
子どもを信じ切る力。
これなんだよね。
本当にここに尽きると思う。
そしてこれは特に不登校に
限らない話でもあると思う。
いやあ、なかなか、
この地平に立つのは難しいけれども。
大人が認めて待ってあげれば、どんな子どもでも成長する力がある。
本当に大切なのはここだ。
よくね、
「愛情としつけが大切」
みたいなことが言われる。
言うべきことはしっかり言って、
大人は子どもを教え導くべきなのだと。
子育てに熱心で真面目な人ほど
共感する部分多いんじゃないかな。
でも僕はそれは違うと思う。
しつけ、というのは大人が子どもを
都合よくコントロールする。
そのための方便なんじゃないか?
子どもを信じる。
と言うと、一見、綺麗事に見える。
甘っちょろいように響く。
でも、むしろ非常に厳しい話なんだよね。
動かざること山の如し。
それを意思を持ってできる人は少ない。
すぐ「愛情としつけ」って言いたくなる。
でもそれは本物じゃない。
まやかしの「信じてるふう」だ。
「愛情としつけ」って言うけどさ、
結局、大人が自分の思う通りに
子どもを動かしたいだけだよね?
自分を正当化したいだけの話だよね?
信じる、ってもっともっと厳しい話なのだ。
自分の思う通りに動かないのを含めて
すべて受け入れる、強い覚悟が必要なのだ。
「信じる」は綺麗事じゃない。
むしろ究極に強さが求められる話だ。
なんて、そんなこんな、
ちょっと飛躍して思ったりしました。
と目下、海外短期留学中の我が家の大学生。
こちらが「どう?」と問いかけると、
短く返事は返してはくれる。
でも問いかけないとまったく
何も連絡してこない塩対応だ。
「もうちょっと向こうで元気にしてる
写真とか送ってくれればいいのに」
と一応こう見えて親である純ちゃんは思う。
ときどき勝手に心配もする。
じぇんじぇん子どもを
信じ切ってなんかない。笑
いやあ、鍛えられますな。
子どもを信じる親の会・ご同輩のみなさま。
一緒に頑張りましょうね。
え?
そんな会があるのって?
えーっとですね。
うちの奥さんが今の活動を始める前に
ブログを書いていたんです。
そのタイトルがこれだったんです。
「びーんずネット(子どもを信じる親の会)」
そう、びーんずネットの別名でもあるんです!
って無駄な豆知識なんでした。
今日も良い一日を。
P.S.
僕から今月、招き猫が届いているみなさまへ。
文中で紹介したうちの奥さんの「びーんずネット(子どもを信じる親の会)」のブログをまとめた冊子『まず、わたしが幸せになる』(非売品)を入会特典でプレゼントしています。
今回限りでのご案内です(もちろんこの機会でしか手に入りません)。よろしければぜひ。

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