目安を持つことは安心につながる

 

 

走ることを日常にし始めたのは、
2010年のことだ。

禁煙して激太りしたのがきっかけだった。

以来14年間、ほぼ毎日走っている。

走ることで変わったことはいろいろある。

いろいろあり過ぎてパッと言えない。笑

だけど、こと「距離」についての
「実感」は大きく変わった。

明確に所要時間がイメージできるのだ。

例えばある場所まで8km、という場合。

車なら何分かかるか、ちょっと僕は
すぐには頭に浮かばない。

市街地なのか、郊外なのか、
幹線道路を使えるかでも変わってくる。

そうですよね?

でも走ることなら僕はイメージできる。

信号やらなんやらがあったとしても、
だいたい1時間弱あれば行けるはず。

1km7分、ゆっくりめのペースだ。

歩けば、単純にまあその倍だ。

1km13分くらいかな?
2時間弱あれば行ける。

走れば、42kmならざっくり4時間。

100kmだってイメージできる。

6年前には実際に走ったこともある。
僕の場合は13時間以上かかった。

って懐かしいな。その時のブログ↓

”競走”じゃなくて”共走”がいい

2018.06.07

何が言いたいか?

目安というか、実際にその道のりを
頭の中にイメージできるかどうか。

それって結構大きいことだと思う。

子どもの不登校に出くわしたとき。

ほとんどの人は「青天の霹靂」だと思う。

実際、僕もそうだった。
まさかうちの子に限って、と思った。

そしてあれやこれやのジタバタがあり――。

「一体これがこの先どれくらい続くのか?」

と途方に暮れる。

トンネルの先がまったくイメージできない。

だから「3週間で9割再登校」なんて、
荒唐無稽なことを言う人たちの言葉が
スッと入ってしまうんだと思う。

子どもの不登校歴10年選手の純ちゃんが
あえて厳しいことを言います。

3週間で9割再登校、なんてあり得ません。

もっと長く厳しい道のりなんです。

だからこそ!

もっともっと情報を取りましょう。
しっかり繋がりを持ちましょう。

道のりに対する感度を高めましょう。
少し先を行く人の話を知りましょう。

積極的に「知ろう」としましょう。

厳しいこと言いますが、みなさん
「知ろう」としてなさ過ぎです。

情報も繋がりもない中で、
勝手に不安と心配を募らせていても
良いことなんて一つもない。

「あ、これくらいはかかるんだな」

そういう目安を持つこと。

それは安心につながります。

「何ヶ月やそこらで学校戻ると思ったら
大間違いやで!」

というのはびーんずネットでもお馴染み、
京都の傍楽の駒井亨衣さんが初めて
親の会に参加したときに先輩ママに
言われた言葉だそうだけど――。

まあ「大間違い」かどうかはともかく。笑

3週間では戻りません。確実に。

仮に戻ったとしても。

それは「根本解決」ではない分、
将来に心配が残ります。

どうか良い情報と繋がりを持ってください。

あなたに届くといいのですが。

今日も良い1日を。

P.S.
「そうは言っても”情報”ないじゃん?」と思う方は、ぜひこちらを手にとってみてください。

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子は小学三年生の時に不登校になり、小・中学校には通うことなく卒業しました(現在19歳・大学生)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。