私は失敗したことがない。
ただ一万通りのうまくいかない方法を
見つけただけだ。
とは発明王トーマス・エジソンの言葉。
この言葉は聞いたことがあったんだけど、
次のエピソードは知らなかった。
1+1は2?
算数の時間に
「1+1=2」
と教えられたエジソン。
その答えに納得できず、こう聞いたらしい。
「1個の粘土と
もう1つの粘土をくっつけたら
大きな1個の粘土だよね?
なんで2個なの?」と。
まったく脱帽の発想じゃないか!
ただ、先生たちはエジソンの
エンドレスな質問に答える代わりに
3ヶ月で彼を学校から追い出した。
エジソンのお母さんはそんな彼を
今でいう「ホームエデュケーション」で
育てた訳だけど、
こういう発想(1+1はなぜ2?)って
本当に大切にした方がいいと思いませんか?
いちばん簡単な電球の容積の算出方法
もうひとつ。
助手が電球の容積を算出するために
猛烈に複雑な計算をしていた時に、
「私なら電球に水を入れて容積を量るよ」
と言ったというエピソード。
これも本当に学校で教わる常識の枠に
とらわれていないからこそ
生まれる発想だと思う。
知識と知恵
知識を効率よく身につけるためには、
いちいち物事の成り立ちについて
疑問を持たない方がいい。
時間がかかるし、
答えにたどり着けないこともある。
テストでいい点を取ろうと思うなら、
いかに早く、効率よく
「正解」にたどり着くかが重要だ。
でも「知識」ではない本当の「知恵」は、
自分のアタマで考えないと得られない。
そんなこんなを
エジソンのエピソードに触れて思った。
そして改めて、46年生きてきた自分には
どんな「知恵」があるんだろうか、とも…。
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