それは誰のための安心なのか?

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これはわかりやすい基準だな、と思った。

不登校新聞1月15日号の
「不登校コラム 子の気持ち親の想い」
を読んだ。編集局・小熊広宣さんの記事だ。

「家庭を安心できる居場所にするのが大事」

不登校の子を持つ親へのアドバイスとして
よく言われることだ。

家では何があっても
自分を受け止めてくれる味方がいる。
そう思えることが
子どもにとって大事だからだ。

ではそのために親は何をすればいいのか?
また逆に何をしてはいけないのか?

この「判断基準」として小熊さんは

「それをすることで
安心するのは子どもである」

ということが重要、と言う。

例えば。

  • おこづかい条件制(学校復帰まで全額カット・家事手伝い1回◯円など)
  • 規則正しい生活の徹底
  • 通信制高校のパンフレットを子どもの目につく場所に置く

これはNG対応だ。

なぜか?

それは先ほどの判断基準に照らすと一目瞭然ですが、この対応で安心するのは親自身だからです。しかも、「今のままのあなたではダメ」というメッセージを暗黙のうちに送ってしまうことにもつながりかねず、子どもの安心感は一向に溜まっていきません。

そうなんだよね。

親が安心したいからつい
やっちゃうんだよね、こういうのって。

いつもと変わらずご飯をつくる。
寝たいときは寝かせておく。
特別なことではなく
ごくごく当たり前の関わりをする。

それが大事なんだ、と。

なあんて、、、

今こうして誰かさん、偉そうに
ブログなんぞで言っちゃってますけど。

9年前に息子が不登校になったときは
もうぜんぜんだった。ダメダメだった。

何度か書いたけど、今
僕がこの活動をしている根っこには、
ある種の贖罪意識がある。

そして今渦中にある人には
同じ轍を踏まないでもらいたい。

そう思ってやっている。

話は飛ぶのだけど、今夜21時30分放映の
NHK Eテレの「ウワサの保護者会」は、
「不登校 家族のすれ違い」というテーマだ。

予告編を見てもらうとわかる通り、
僕ら夫婦もVTRで映る予定だ。
息子の不登校であたふたしてたころを
取材いただいた。

今夜21時30分からNHKのEテレです。

って僕もどんなふうにオンエアされるか
正直ドキドキしている。

今日も良い1日を。

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2 件のコメント

  • 番組、みました!
    「子どもを信じること」の紹介、ありがとうございました。

    アイスクリームの売り上げ増えそうです!

    • 田中先生

      アイスクリーム療法で本当に大切な気づきを得ました。
      ありがとうございます!

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    ABOUTこの記事をかいた人

    1972年生まれ。 息子は小学三年生の時に不登校になり、小・中学校には通うことなく卒業しました(現在19歳・大学生)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。