23倍くらい、険しく厳しい

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「信じて待つ」をさらにもう一度。

改めて、信じて待つのは
厳しいことだなあと思う。

不登校日記を書いている頃、
つまり9年前の自分の文章を
ときどき読み返してみても思う。

「信じる」「待つ」と
当時も必死に書いているけれど。

ほぼ自分に言い聞かせてる感じがする。

あれから9年。

振り返って思うのは、信じて待つのは多分、
自分がアタマの中で思っていることの
23倍くらい険しく厳しいものだと思う。

どうやって待てばいいのか?
いつまで待てばいいのか?

本当に厳しい言い方になるけれど、
そう思っているうちは信じて待ててない。

残念ながら。

繰り返しになるのだけど、信じて待つのは
その23倍くらい、本当に険しく厳しい。

だから逆説的にはなるのだけど。

息を凝らして、子どもが動き出すのを
待ったりなんかしないほうがいい。

「じゃあどうすればいいの?」

……まず深呼吸かな。笑

あと忘れること。手放すこと。
一時的にでも。

親がまず自分の生活を楽しむこと。

親の責任という呪縛を捨てること。
常識や価値観の鎧を見直すこと。
一旦全部、おろすこと。

話が通じる仲間に出会うこと。

目の前の子どもの小さな変化に気づくこと。
一緒に過ごす時間をとことん楽しむこと。

などなど。

――これも9年後に読み返してみたら、
自分への言い聞かせに響くかな?笑

でも本当にそう思います。

今日も良い1日を。

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子は小学三年生の時に不登校になり、小・中学校には通うことなく卒業しました(現在19歳・大学生)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。