「発達障害とひきこもり」
というシンポジウムで。
若者就労の支援者らしき人が
何度も質問をする。
「そのままでいいんだよ」
で本当にいいのか?
家の中が安心だから、外に出ずに
ずっと家にこもってるんじゃないか?
部屋で食事して、ゲームをずっとやってて、
やりたいようにやらせていていいのか、と。
とても印象的な部分だった。
「働きかけるタイミングとか、あると思うんですが…」
実践論の答えを求めて、そう食い下がる支援者に、登壇者の1人で精神科医の斎藤環氏は遮るように、こう言い返した。
「“やりたい放題やってるじゃないか”と親が思ってるということ自体、子どもと対話ができていない。親が対話をしていれば、子が苦しくてゲームしていることも理解できるはず。言えるのは、対話をしてくださいということだけです」
“やりたい放題やってるじゃないか”
と親が思ってるということ自体、
子どもと対話ができていない――。
厳しい言い方かもしれない。
でもこれは本当にその通りだなあ、と。
不登校も似た部分があると思うのだけど、
ついつい、心配のあまり親は
色んな先回りの思いを持ちがちだ。
そして子どもの状況を
簡単に「ジャッジ」してしまう。
昼夜逆転、ゲーム三昧、勉強は全くなし。
その状態を、どう捉えるか?
やりたい放題・怠けている、と捉えるか。
あるいは、苦しんでいると捉えるか。
ここは、
結構な分かれ目なんじゃないだろうか。
あ、もちろん僕は「苦しんでる」とは
すんなり捉えられませんよ。
一応これでも親だもの。笑
毎度ながら、自戒を込めて思った次第。
ピリッと締まった、良い記事だった。
すぐに読める分量なので、ぜひ全文を。
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