不登校の子に対して親ができること

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結局のところ、、、

不登校の子に対して
親ができることってなんだろう?

中2で不登校になり、そこから
約10年間ひきこもったという、
不登校新聞編集局・鬼頭信さんの
短文に目が止まった。

2022年1月1日号の編集後記だ。

不登校だった鬼頭さんが
親にしてもらって一番嬉しかったこと。

それは果たしてなんだったのか?

親にしてもらって一番うれしかったことは、学校、進路、就職のことをいっさい言われなかったことだ。なぜかというと、それは自分自身が一番考えているし、それができない自分を責めているから。もし言われていたら、心のよりどころである親を喪失し、ますます部屋にこもっていたと思う。ただただ、あいさつをし、たわいもない会話をしてくれたのが一番うれしかった。ダメな自分でも生きていていいんだと思えるようになっていった。それが今でも心の支えになっている。

ココなんだよね。
本当にその通りなんだろうと思う。

そ・し・て!

これができる親は本当に少ない。

なぜ親はこれができないのか?

理由は単純だ。
子どもが可愛いからだ。

可愛いから、どうしても心配をしてしまう。

わかっているけど、言わずにはいられない。
それが「親という種族」だ。

だからこそ――。

「心配するあまり、子どもに
進路・就職のことをあれこれ言わない」

そのことをしっかり胸に刻みつつ……。

でもどうしてもあれこれ言ってしまう、
そんな自分もきちんと自覚しつつ……。

安心して話ができる場、
例えば不登校の親の会や、
僕らびーんずネットのような場に繋がって、
時々思いを吐き出すのがいいんだと思う。

そして家の中ではただただ、
あいさつし、たわいのない会話をする。

「不登校の子に対して親ができること」

非常に逆説的ではあるんだけど、
親にできることは
「あれこれ言わないこと」だということ。

これはしっかり覚えておきたいところかな?

難しいけど。笑

今日も良い1日を。

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子は小学三年生の時に不登校になり、小・中学校には通うことなく卒業しました(現在19歳・大学生)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。