ワクワクすればいい

ワクワクすればいい
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飛行機が降下を続ける。

雲の切れ間からうっすらと
地上の景色が見えてくる。

空中から見下ろす、街の風景。
夜で、それが異国なら、なお良い。

街灯や行き交う車のライト、
見慣れない家屋や樹木。
上から見る、無数の人々の営み。

ああ、もうすぐこの土地に着陸するんだ。
そう思うと胸が高鳴る。

読んでいた本を閉じ、
耳につけていたイヤホン外して、
ただただ無心に外を見る――。

武田砂鉄さんが日経MJに連載している
コラム「そもそもそれって」を
毎週楽しみに読んでいる。

今週水曜日の
「第99回 ワクワクすればいいのに」
にいたく共感した。

武田さんも降下する飛行機から見る
窓の外の風景が好きらしい。
いわゆる絶景には惹かれないけど、
飛行機からの風景は常に惹かれるそうだ。

ただ一方で。

周りを見渡せば自分以外の人たちは
誰も窓の外なんか見やしない。

映画を見ていたり、そもそも窓に
シャッターを下ろしていたりする。

窓の外をワクワクして見てると、
旅慣れてない人と思われる。
飛行機慣れしていない人と思われる。

どこかそんな恥じらいもある、と。

分かるー!
分かるわー。

そんな恥じらいがあるから、
隣に座ったうちの奥さんに
「ほら、見て見て」と言いたいのを
僕はいつも我慢している。

「これって実は、ストレス社会の
構造のひとつかもしれない」
と武田さんは続ける。

「こんなことではワクワクしませんよ」
とあらかじめ決め込んでいる。

獲れたての豪勢な海鮮丼にはしゃぐ人に、
「これくらいは当たり前でしょ」
と冷静に言う人。

評判の良かった部署の不祥事に
「そんなもんだと思ってたよ」
と静かに呟く人。

感情って、あまりオープンにしてはいけないのだろうか。それって恥ずかしいことなのだろうか。もちろん、飲食店で「オレのアイスティーのほうが先だろう!」と怒鳴るようではいけない。しかし、飛行機の窓から絶景をのぞきたいって気持ち、もっと素直に出してもいいんじゃないか。

まったくもって、賛成!

飛行機の窓から絶景をのぞきたいって気持ち
もっと素直に出してもいいと思う。

次、飛行機に乗ったら臆せず
「ほら、見て見て」って言おう、っと。

今日も良い1日を。

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子の忍介は書字の学習障害と軽度の発達障害があり、小学三年生の時に不登校になりました(現在中学3年生・デモクラティックスクールを経て2019年春からホームスクーラー/忍者好き)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』を出版しています。