兄が中学生のとき不登校だった。
だから学校に行かないことを
理解できないわけではなかった。
でも、我が子が不登校になった。
それもまだ小学生だ。
やっぱりなかなか受け入れられなかった、
という会社員、山本雄二(仮名)さんの
体験談が良かった。
息子さんは去年、コロナ禍に入学。
今年小2から本格的に不登校になった。
山本さんはスクールカウンセラーや
発達障害のクリニックを頼ったり、
あらるゆ手段を試した。
そして僕が
「ああ、本当にここなんだよなあ」
と思ったのは、子どもだけではなく
自分も見つめ直したこの部分だった。
同時に、山本さん自身もカウンセリングサービスを利用したり、教育事業に従事している友人に話を聞いてもらい、コーチングをしてもらったりしたそうです。
「もともと夫婦の教育方針で“子どもを一人の人間として尊重する”ということを心がけていたはずなのですが、自分のコミュニケーションの癖を徹底的に見直していくと、なんとか学校に行かせようとする自分の行動は、子どもを都合のいいようにコントロールしようとしていることに他ならないことに気づかされました。やっぱり自分の中に“親たるものはこうあるべきだ”“子どもたるものはこうあるべきだ”という固定観念があったみたいです。これは自分でもショックでしたが、認識できたことで、それを手放していくことにつながったと思います」
子どもを自分の都合のいいように
コントロールしている――。
こう書くと、なんだか
いかにも酷い親みたいだ。
そうですよね?
でも残念ながら、自分がそうだった。
僕がそのことに気づいたのは、
『子どもを信じること』を読んで、
アイスクリーム療法を試したときだった。
それを認めるのは僕も山本さん同様、
ショックだったし辛かった。
でもはっきりそう認識できたことで、
徐々にではあるけれど
手放すことができるようになってきた。
子どもが不登校になる。
そうすると親はどうしても、
子どもの側に原因を見ようとする。
いじめられてるのか?
勉強についていけないのか?
どんなストレスがあるのか?
「ねえ、怒らないから
本当のことを言ってごらん」
そんなふうに質問したりして。笑
(これ、当時僕も言った気がする)
でも、そこじゃないんだよな。
不登校になると、親は子ども自身に原因を見つけようとしがちですが、その目を自らに向けたことで、より広い視点で問題をとらえ、向き合っていくことにつながったようです。
本当にそうなんだよね。
こびりついた考え方や価値観を変えるのは
誰しも簡単なことじゃない。
でも、だからこそ。
もしかして自分の思う通りに子どもを
コントロールしようとしていないか?
少し俯瞰して
自分自身に目を向けてみませんか?
今日も良い1日を。
記事を読んで何か感じることがあれば、ぜひコメント欄にご意見やご感想をお寄せください。
更新の励みになります。バナーのクリックお願いします!
コメントを残す