このトンネルはいつまで続くのか?

 

 

来年は受験生だ。

なのにもうかれこれ半年以上、
自室に閉じこもりっきりだ。

昼夜逆転、やっているのはゲームだけ。
勉強のべの字なんて1ミリもない。

進路のことを言い出そうとするたび、
「うるさい、わかってるから!」
の一点張り。

一体、14歳のくせに何をわかっているのか?

大切な自分の人生の大きな岐路なのに、
ただただ目をそむけてるだけじゃないのか?

今の時代、学歴だけが全てじゃない
ということは、頭ではわかる。

通信制高校や定時制高校という選択肢が
充実していることも、知ってはいる。

でも、やっぱり不安が頭を離れない。

なぜなら、自分は全日制高校から
きちんと受験して大学に進学してきたから。

受験はある意味、椅子取りゲームだ。

良いか悪いかは別として、
上から順に合否が決まっていく。

それは厳然たる事実だ。

私自身、それをくぐり抜けてきた。
進学は結局のところ、勝ち残り競争なのだ。

悪いけれど私には通信制や定時制は
「道を外れる」感覚がどうしても否めない。

このまま安きに流れたままで本当にいいの?

タフで厳しい社会でやっていける力は
いつ、どこでつけて行こうと思ってるの?

受験という仕組みには心から賛同してない。

ただ努力して苦しいことを乗り越えていく、
その大切な一つのステップじゃないの?

うちの子が何をどう考えているか、
もうまったくわからない。

何ヶ月もまともに会話ができてないから。

もちろん、職場の人たちに
相談なんて絶対にできないし、
こんなの自分の親にも話したくない。

夫は夫で仕事に逃げ込んでいるようにしか
私には見えない。

「お前の子育ての結果だろ?」

背中がそう冷たく突き放してる気さえする。

ああ、このトンネルはいつまで続くのか?

――今の季節、そんな切ない気持ちを
胸に一人で抱えている人は多いと思う。

もしあなたが今、
そんな気持ちを抱えているのなら。

ぜひ今日の午後は
川崎市高津区に来てみてほしい。

「不登校児童・生徒、高校中退者等のための不登校相談会・進路情報説明会」

が高津市民館で12時半から開催されます。

あ、高津市民館って簡単に言うと
ノクティの12階です。

神奈川県教育委員会主催なので、
参加費無料で事前申込みは不要。

もちろん、ここへ来れば
あなたの悩みが綺麗さっぱり、
解消されるというようなことはない。

残念ながら。

でも不登校経験者による
パネルディスカッションは、
必ずあなたのお子さんとの接し方の
大切なヒントや気づきにつながると思う。

ファシリテーターはあの
フリースペースたまりばの西野博之さん。

僕は去年も見たけど、とっても良かった。
(本当に良かったです)

その他にも、進路に関する
各種説明会・相談会もある。
沢山の学校や団体も揃って参加している。

他にも川崎市内の不登校の親の会の
紹介スペースも会場の一角にあって、
実は僕らびーんずネットも
今日の午後は会場にいます。

なのでよろしければ、
ナマ純ちゃんに会いに来てください。

あ、純ちゃん実はリアルでは
驚くほどコミュ障の人見知りなので、
思ったほど会話が続かなくても
がっかりしないでくださいね。

ということで、下記詳細です。

ってしっかし行政のHPってどうしてこう、
わかりにくくて殺風景なんだろうな。

詳細はチラシPDFになっちゃってるし……。

リンク貼るのがちょっち恥ずかしいぜ。笑

でも中身は本当に良い会です。
よろしければぜひ。

今日も良い1日を。

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子は小学三年生の時に不登校になり、小・中学校には通うことなく卒業しました(現在19歳・大学生)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。