春の日の誘惑

毎日毎日すみません。今日も日記です。

うららかな春の日だった。

うちの奥さんは一日セミナーで出てるし、
うちの若君も珍しく御出馬遊ばされてるし。

終日一人だった。

もう昼からビール飲んで
午後は休んじゃおうかと何度も思った。

誰が見てるわけでもない。
誰に報告する義務もない。

うららかな春の陽射しとやさしいそよ風が
一人きりの身を強く、甘く誘惑する。

半日ぐらい休んだって何だ？
だいたい今日は土曜日じゃないか？

世間はみんな休んでる。

おーい、わかってんのかー？
お前以外、みんな休んでるんだぞー。

それにあーた、先週末だって
土日とも働いて休んでないじゃんね。

なんでそんなに頑張る必要あるかな？
しゃかりきになる必要なんてあるのかな？

カーっとご褒美ール、華麗にキメようぜ。
もうこの際、豪快に流し込んじゃおうぜ。

こんな日の昼間にあんな美味い飲み物、
他には絶対ないぜベイビー。
喉ごし、キレ、コク、ねえ、もうサイコー！
行っちゃえ、ジュンイチ！
冷蔵庫でキンキンに冷えたのが待ってるぞ！
正真正銘チンカチンカに冷えたルービーだ！
さあ、人生にプレミアムな休日を！

・・・・・・・・・・

まるでエリコの荒野でサタンの誘惑にあう
イエス・キリストの気分だった。
もうね、休む理由が炭酸の泡のように
無数にいくらでも頭に湧いてくる。

だが我打ち克てり！（キリッ）

そして茫洋たるテキストの大海原で
孤独にひたすら激闘すること実に８時間。

ついに20時前にインタビュー事例集の
４人目の初校を仕上げた。

５万字を9ページの小宇宙に閉じ込めた。

もう頭から煙が出そうだった。

何が言いたいか？

偉いぞジュンイチ。
よくやった。Good job！

これで初校は半分以上できた。
編集作業の残りはあと３人分。

尻上がりにいいペースになってきた。

これで鬼編集長が早めに始動してくれたら
もしかしたら来月、本当に新しい号が
発行できそうな気もしてきた。

っていうか、前々から宣言してるんだから
発行しなくちゃいけないんだけどね……。

――ということで、今日は午前中
軽めに仕事して午後は武蔵小杉に行く。

何をしに？

さあ行け！フロンターレ
アレオーオオ、アレオーオオ♪

17時キックオフの等々力競技場、
一人サッカー観戦なんです。

いやあ、このご褒美のおかげで、
昨日一日、昼ビールの誘惑に打ち克てた。

もうそれだけで心から感謝だぜ、
我らがフロンターレよ。

多摩川の明ける空から
聞こえるやさしい鳥の歌
微笑みは光のシャワー　爽やかに心洗うよ
新しい朝は生まれて　人々の軽い足取り
好きです陽射しの似合う街
好きですかわさき愛の街！♪

今日も良い一日を。

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