心の台車のストッパー

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日常的に大量の印刷物を扱っている。

近所のレンタルスペースを借りて、
そこを倉庫にして書籍の在庫を保管している。

ニュースレターや会報誌の発送も毎月する。

なので「台車」は毎日のように使う。

ただ、軽微なことではあるのだけど、
微妙にストレスに感じていることがあった。

レンタルスペースの車庫が平坦ではなく
少し傾斜しているのだ。

つまり、荷物を台車に乗せるとき、
手で押さえてないと台車が動いてしまう。

これが、毎日のことだから結構困っていて。

「台車 ストッパー」
で検索してゴム製のものをポチった。

それが昨日届いた。

感想は?

「もーサイコー♡」

ごくごく単純な話なんだけど、
車輪をこの丸いゴムの上に乗せるだけで
ピタッと止まってくれるのだ。

もうピタッと! ズバッと!
動かざること山の如し。

おかげでストレスが段違いになくなった。

ここから話は例によって例のごとく
ウルトラ月面宙返りをするのだけど、、、

思ったこと。

不登校の子を持つ親に一番必要なのは、
この「ストッパー」なんだと思う。

学校に行くことだけがすべてじゃない。
それは頭ではわかっている。

でも「親が甘いからじゃない?」
だのなんだの周囲から言われたり……。

昼夜逆転でまったく外出も勉強も
しない姿を延々と見続けたり……。

健康的な部活帰りの制服姿の一団の
楽しそうな様子を見てしまったり……。

日々の細かい諸々で気持ちは坂道の上の
台車のようにグラグラしてしまう。

そんな不登校の子を持つ親という
種族にとってのストッパー。

それは「情報」と「つながり」だと思う。

とにかく「情報」と「つながり」が大事。

例えば近くに親の会があるなら、
思い切って参加してみてほしい。

僕らが発行している書籍も
ぜひ手に取って読んでみてほしい。

お散歩会も全国各地でやっているのでね。

よかったらこちらも気軽にぜひ。

あなたの心の台車のストッパー、
手に入れてください。

大丈夫、私たちは一人じゃありません。

今日も良い1日を。

P.S.
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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子は小学三年生の時に不登校になり、小・中学校には通うことなく卒業しました(現在19歳・大学生)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。