スポンジはできるだけカラカラにしておく

 

 

よくね、

「勉強が遅れちゃう」

って不登校の子を持つ親は心配するけれど。

でもね、本当に思います。

そこはもうぜんぜん心配御無用だと。

【問い】
小学校3年生が一年間かけて学ぶ内容。
要するに8歳の知的レベル。

その8歳が一年かけてようやく理解する内容。

それを例えば中学三年生の14歳の頭脳が
理解するのにかかる時間、
それはやっぱり一年なのだろうか?

【答え】
何ヶ月もかからない。なんなら一瞬。

【問い】
中学生が三年間かけて理解する内容。
要するに12歳から14歳の知的レベル。

それを例えば高校卒業後の18歳の頭脳が
理解するのにかかる時間、
それはやっぱり三年なのだろうか?

【答え】
いや、たぶんそんなにはかからない。
本人次第だけど、印象としては割とすぐ。

――という話なんだよな。

俊英たる文科省が練りに練ってギリギリ
一年かけて理解できる内容を組んだもの。

それが小学3年生の教科学習であり、
中学校のカリキュラムであるのだ。

現にうちの息子は小学3年生以降の
10年分を大学受験で一気に取り戻した。

この10年間、彼の知的好奇心は
たぶんカラカラに乾いていた。

誰も無理矢理水をあげたりしなかったから。
勉強を強制されることが一切なかったから。

カラカラのスポンジには
面白いくらいどんどん水が入っていく。

大切なのはむしろ、スポンジを
できるだけカラカラにしておくこと。

――なんじゃないのかな?

「本人がその気になったら、
びっくりするようなことが起きる」

というのは、不登校界隈で
割とよく聞くエピソードでもある。

なのでマイフレンド。

一年、二年の「勉強の遅れ」なんてね。

そんなの屁のカッパです。

本人がその気にさえなれば、
あっという間に取り戻せちゃうのでね。

そこはもうぜんぜん心配御無用。

もうね、とにもかくにも。

親との関係性が悪くさえなければ、
それで全然いいと思います。

ゲーム三昧だろうが、昼夜逆転だろうが、
ずっと部屋から出てこなかろうが、
風呂に入らないだろうが、
歯を磨かないだろうが、なんだろうが。

ちゃんとご飯食べてよく寝てる。
もうそれだけで十分。

極悪オヤジ・井上陽水もかく語りき。

「キーワードはくう・ねる・あそぶ」

これ30年前のCMだけど、けだし名言だ。

「キーワードはくう・ねる・あそぶ」

食って寝て遊べているなら万事オーケー。

大切なのはむしろ、スポンジを
できるだけカラカラにしておくこと。

ひとたび吸い込み始めるとスゴいから。

「変に無理矢理、水なんてあげちゃダメ」

そんな風に思います。

あなたに響くといいのですが。

今日も良い1日を。

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子は小学三年生の時に不登校になり、小・中学校には通うことなく卒業しました(現在20歳・大学生)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。