連日のおこもり生活で、筋肉が衰退、
「排泄でりきむと筋肉痛になる疑惑」を
勝手に僕に持たれている忍介13歳。
彼がここのところハマっているゲームは
バトルフィールド5というもので、
舞台は第二次世界大戦のヨーロッパ戦線だ。
これがまあ、実によく出来ている。
歴史好きな僕には目が離せなかった。
現実さながらのドッグファイト
無残にも廃墟となった
ロッテルダム市街で戦う忍介。
爆撃で破壊された建物を盾に
敵兵を狙撃する。
飛び交う銃弾も砲煙も
なにもかもが実にリアルだ。
かと思うと、今度は舞台変わって
フランスのなだらかな丘陵地帯の上空だ。
忍介が操縦するドイツ空軍の戦闘機
メッサーシュミットと、
イギリス空軍のスピットファイアが
激しい空中戦を繰り広げる。
現実さながらのドッグファイトだ。
僕はメッサーシュミットや
スピットファイアより
零戦が好きなんだけど、
本で読んだ空中戦の豆知識は無駄にある。
格闘中の忍介に、要らぬアドバイスをする。
「ねえ、回避運動はもっと小まめに
方向を変えないと。上下左右、
相手に予想されない旋回をしなよ」
「とにかく相手のケツにつくんだよ。
相手の後ろをとる。それに尽きるんだから」
「低空で敵機を探すより、高度はできるだけ
高くとっておいた方がいいぜ。
それで見つけたら急降下して、
相手が回避しようと上昇するのを狙うのさ」
うるさいなあ、
というのが忍介の返事で、
そんなことはわかっている、
でもなかなかうまくできないから
イラついているんだよ、と。
それでも僕がそんな風に興味を持って
自分がやってるゲームのことを見るのが
やっぱり嬉しいらしい。
自分が感じている空中戦での難しさや、
上手い奴らのやり方なんかを
事細かに教えてくれる。
そんなことを皮切りに、親子で空中戦や
第二次世界大戦をネタに大いに話した。
思うこと
どんなゲームをやっているのか、
興味を持って話かけてみると、思いのほか
子どもが話してくれることってあるし、
会話が盛り上がることもある。
子どもがゲームをやっていると、親はつい
いつまでやってるの?なんて
言いたくなることが多いと思う。
でも時には少しだけ、
一緒の目線で興味を持って
話しかけてみてはどうだろう?
少なくとも、自分がやっているゲームに
親が興味を示すことは、子どもにとって
悪い気がするものじゃないだろう、と思う。
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