ささやかながらも結構大事な人生における楽しみ

ハンドクリームを塗る。

スーパーで売ってる奴じゃない。
吟味して買った、値段もけっこういい奴だ。

値段を思うとつい、ひるんでしまうのだけど
そこはあえて考えずに。

つけたい量を「ぎゅう！」っと出す。

そう、「ぎゅう！」っとだ。

指先がしっかり潤うのを感じる。
そしていい匂いが鼻に届く。

うーん、マンダム。

いや、たかがハンドクリームですよ。
でも、されどハンドクリームですよ。

何が言いたいか？

若い頃はまったく気がつかなかった。

ハンドクリームとか、
アロマテラピーだとか、足つぼだとか。

そういう類の愉悦だ。

こういうのを実感すると、
歳を取ることって悪くない。

悪くないよ、ホント。

一昨日だったかな？

トリュフ風味のポテチを買ってきて、
つまみに食べていた。

「一口ちょうだい」

と我が家の17歳が言うので許可したら

「何？　この豚のフンみたいな味！」

と顔をしかめる。

トリュフは子どもにはわからんよ。

と笑ったのだけど、気がつけば
17歳がどんどん手を伸ばして
ぽりぽり食べている。

「やっぱ美味しいねコレ。
あー、クセになるわぁ」

と言っていたけど、、、

「やっぱいいねコレ。
あー、クセになるわぁ」

これって、ささやかながらも結構大事な、
人生における楽しみなんじゃないだろうか？

さて。

今日モ１日、頑張ル予定デアリマス。

だから今夜はちょっとだけ
美味しいワインを開けようかな。

良い１日を。

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