生き方の見本になろう

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ずいぶん前に読んだ本だけど、
このブログでは紹介してなかったな。

そう思って今朝パラパラと読み返した。

「不登校は不幸じゃない」
発起人・小幡和樹さんの
『学校は行かなくてもいい』という本だ。

親子で読みたい「正しい不登校のやり方」
と副題にもある。

僕がこの本がいいなあと思うところは、
小幡さんの経験を軸に据えながら、
いろんな人の体験談も
数多く収められているところだ。

パラパラのつもりがつい、
あれこれ読みふけってしまった。

中でも最後の最後、
番外編みんなの不登校体験談その③
の最後の沖縄県のmocoさんの言葉が
すごく良かったので紹介。

生き方の見本になろう

子どもが生まれたときは
息をしてるだけで安心した。

でもいつの間にか期待やルールや
常識を背負わせてしまっていた。
「普通」に合わせることに必死だった。

不登校は甘やかし、
子育ての問題、と言われた。

でもこのままでは
子どもが死んでしまうかも知れない。

そう思ったとき、世間と比べること、世間の普通や評価を気にすることをやめました。「生きてればいいじゃん!」と。

学校に行けないなら、私が生き方を伝えよう。私が生き方の見本になろう。そして私自身の生き方を変えました。当時口癖だった「今日も疲れた」「お母さんは忙しい」をやめ、いろんな言い訳をしてやらなかったことにどんどんチャレンジすることにしました。娘に「こんな大人になってほしい」と思う理想の大人に自分を変えていきました。

ものすごく論理が飛躍している、
と感じるかも知れないのだけど、、、

偽らざる感想なので構わず書く。

ずっと自分の中で響いていたもの

僕が会社員を辞めたのは、実は
根っこにはこのmocoさんの気持ちと
同じものがあった。

息子の不登校の経験はずっと、
通奏低音のように自分の中に響いていた。

嫌々ながら、
我慢しながら毎日会社に行く。

自分が「やりたいこと」ではなく。
「やれること」
「やるべきこと」だけを燃料にして。

忍介はきっぱりと学校を拒否した。

でも僕はどうだろう?

僕の姿は「生き方の見本」に
なってるだろうか?

虚勢をはるわけじゃないけど、
やってやれないわけじゃなかった。
それなりにはやれていたし、
悪くない給料だってもらっていた。

でも。

生き生き楽しく働いているかというと、
そうじゃなかった。このまま続けると
確実に心が病みそうだなと思いながら、
だましだまし、義務感で働いていた。

やっぱりそれは良い見本じゃないと思った。

生き方を変える必要がある。
だから会社だけでなく、会社員を辞めた。

そして、今

で?
今は良い見本なの?

正直、胸を張れるものにはなれてない。

でも楽しく生きている、という
その一点においては、胸を張れるかな。
会社員時代に比べれば。

ただ、月末の給料日とかボーナスとか、
そういう言葉を見聞きすると
胸の奥にうずくものも正直ある。

いいよな、サラリーマンって。笑

さあ、がんばろうぜ!

Have a nice weekend.

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子は小学三年生の時に不登校になり、小・中学校には通うことなく卒業しました(現在19歳・大学生)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。