「いや、本当、かえってそうかもしれない」
と思って読んだ。
ご存知、みんな苦手なPTAの話だ。
ところが突如、参加者を急増させた
「超シンプルな方法」があるという。
それは何だったと思いますか?
意外に響くかもしれない。
そしてめちゃめちゃ簡単な話だ。
それは「強制をやめること」だという。
自由参加にするとしたら、多くの人が懸念するのは参加者が減り、組織が機能しなくなることだろう。消極的な参加者が大半を占める現状のもとで、自由参加にしたらますます参加する人が減ると考えるのはもっともだ。
しかし興味深いことに、組織への囲い込みをやめ、強制色をなくしたところ、積極的に参加する人が増えたというケースが少なくない。義務的な参加ではなく、自己決定で参加しているという感覚があるからだろう。
私はそれを「金魚すくいの法則」と呼んでいる※3。金魚すくいを見ていると、下手な人は、網を持って金魚を追い回す。すると金魚は逃げ回り、いつまでたってもすくえない。いっぽう上手な人は金魚が近づいてくるのを待って、近づいてきたらサッとすくう。
それと同じように、人も強制的に参加させようとすると反発し、意識的に距離をとろうとする。なかには意地になって参加を拒む人もいる。逆に自由参加にすると反発や警戒心がなくなり、自発的に参加してみようという気持ちになる。隠れていた参加意欲が呼び起こされるのだ。
※3:太田肇『「見せかけの勤勉」の正体』PHP研究所、2010年、第5章
(中略)
ちなみに同じような現象は家庭でも、企業社会でも見られる。表れ方は多少違っても、「金魚すくいの法則」はあらゆる組織や集団に当てはまる法則だといえよう。
なるほどねー。
強制でなく自由参加にする。
ココだなあと。
学校は誰もが行くべきところだ。
もしそれを自由参加にしちゃったら、
みんなフリースクールに流れちゃう。
まさに国家の根幹にかかわる。
そう発言した市長がいたけれど。
みんな嫌がっている。
だからこそ強制にする。
ではなくて。
やりたい人がやればいい。
思い切りそう腹を括る。
「そうしたら誰もやらなくなるよね?」
「にんげん、易きに流れるものだよね?」
そういう恐怖から強制するのはやめる。
それで参加者が増えればそれでいいし、
もし誰も参加しないのなら――。
そもそもがおかしいのだから変革すべきだ。
そう、勇気をもって。
要は信じてないんだよね、人のことを。
だから強制にする。
それで参加者が減る。
という、悪循環のスパイラル。
それが今の我々だ。
人を信じるのは怖い。
「誰もやらなくなるんじゃないか」
という恐怖。
でもそこにきちんと向き合わないと、
物事はいつまで経っても好転しない。
シンプルな話なんだけどね。
大きな勇気が必要な話だなあと。
思いました。
忍介が小さい頃に好きだった
忍たま乱太郎もこう歌っている。
そうさ100%勇気 もうがんばるしかないさ
この世界中の元気 抱きしめながら
そうさ100%勇気 もうやりきるしかないさ
僕たちが持てる輝き 永遠に忘れないでね♪
今日も良い1日を。
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