ワンストップでソリューション

いわゆる「日経新聞的」というか、
ビジネスちっくなモノの言い方がある。

「足元の企業業績」
「景気は踊り場」
「川上(製造業)と川下(小売業)」

とかいう言葉たちだ。

なぜ企業業績は足元なのか?
じゃあ、頭や手はなんだ?
背中は?ふくらはぎは?

踊り場踊り場って、
なんで景気は上るのが前提なのか?

川上だの川下だの水の流れに例えられると、
高い所と低い所があるみたいじゃないか?

つい意地悪くそんな風に思ってしまう。

言ってる本人は気の利いた比喩だと
自分で思ってるんだろうけど、
なんだろう、どこか軽薄な匂いがする。

そして、もう何年か前だと思うけど、
当時やたらめったら聞くことが多かった、
このビジネス用語もすごく耳障りだった。

「ワンストップのソリューション」

一箇所で全部できます、
ぜんぶまとめてお引き受けできます、
ということなんだけど、

こうやってカタカナで言うと、
とっても実感がこもっていないというか、
口先だけというか、軽く響く。

そんなことはないですか?

「御社の課題を
ワンストップでソリューション♪」

まあね、確かにソリューション大切ですよ。
課題を見つけてそれを
ソリューションするのがビジネスだから。

たぶん…。笑

でも全ての課題がズバッと解決!
というハッピーエンドって、
どこか嘘くさくないだろうか?

本当にそんなにビジネスって、
簡単にソリューションできてしまう
ヤワでお手軽な課題ばかりだろうか?

そんな疑問も、常に
心のどこかに忘れないようにしたい。

ワンストップのソリューション、
というような大雑把な言い方をしていると、
どんどん言葉も考えも
浅くなってしまう気がするから。

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    ABOUTこの記事をかいた人

    1972年生まれ。 息子は小学三年生の時に不登校になり、小・中学校には通うことなく卒業しました(現在19歳・大学生)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。