何せ天邪鬼なので――。
新時代だから、とか
そういうことを書くのは好みじゃない。
このブログでは元号のことは
全部スルーしようと思っていた。
でも昨日のお昼、
一人でラグーソースを煮込みながら
ラジオを聞いていたら、”平成ミックス”で
いくつかの曲が流れてきた。
それを聞いていたら、
ちょっとしんみりしてしまった。
- スピッツ「チェリー」
- オリジナルラブ「朝日のあたる道」
- 小沢健二+スチャダラパー「今夜はブギー・バック」
- L⇔R「KNOCKIN’ ON YOUR DOOR」
どれも実にいい曲だと思う。
もちろん、今の時代にも
いい曲はいっぱいあるけれど、
なんでだろうな?
感性が柔らかい頃に聞いたからだろうか。
格段に良い曲に響く。
特にL⇔R!
ビール飲みながら頭ブンブン振っていたら、
鼻の奥がツンとなってしまった。
そんなこんなで聞いていたら、
とどめで流れてきたのが
プリンセス プリンセスの
「DIAMONDS」だった。
1989年。あの頃僕は17歳で、
レッド・ツェッペリンやら
ローリング・ストーンズに夢中だった。
でもこの曲のハッピーなウキウキ具合は
シンプルにいいなと思った。
グッバイ80’s、ハロー90’s。
さよなら昭和、こんにちは平成。
そんな気分がたっぷり詰まっていた。
CDを買わなくても、
町中にこのメロディが溢れていた。
だから嫌でも耳に入った。
町中にメロディが溢れる――。
そんな曲は、今はもうない。
かつてを懐かしむ気持ちが
ないわけではないけど、でもある意味、
町中にメロディが溢れないのは、
考えようによっては良いことなんだと思う。
みんな違ってみんないい、
じゃないけど、好みは人それぞれだ。
ひとつ言えるのは、この30年で確実に
”流行”の規模が小さくなったということだ。
みんながみんな、同じコトやモノに
惹かれる必要はない。
みんな違う。好みはそれぞれだ。
それでいいし、それがいい。
そんなことを思った。
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