失くしてみないと感じない

 

 

10年日記をつけているからすぐわかる。

ちょうど1年前の今日、コロナにかかった。

本日休業

2023.07.13

今日も良い1日を

2023.07.14

絶え間ない痰の襲来に悩まされる

2023.07.15

忘れかけてた愛なんかじゃない

2023.07.16

いやあ、この4日間はキツかったな。

今、くだんの4日ぶんのブログを
ざっと読み返したみたのだけれど、
当時の辛さがまざまざと蘇る。

「健康」というもののありがたみを
つくづく思い知った4日間だった。

ありがたみ、という話で言えば。

昨日のマウスもそうだった。

僕は日常Mac Book Proを使っている。

以前はトラックパッドを使っていた。

だけど、あれって皮脂で
割とすぐに不具合が出るんだよね。

なのでBluetoothでつながるマウスを
別に用意してそれをメインに使っている。

の・だ・け・ど。

昨日、突然そのマウス氏が死んだ。

まあ確かにしょっちゅう
盛大に落としたりもしてはいた。

けれど、何年も鉄人のように元気だった
彼が急死したのは痛かった。

どれだけ電池入れ替えてみても
うんともすんとも言ってくれない。

仕方なくトラックパッドに切り替えるも、
作業スピードが亀歩みすぎて超絶ストレス。

ということでどうにも辛抱たまらず
近所の家電量販店に駆け込んだ。

新マウス氏は前任よりも小ぶりで軽くて、
おまけに安くてご満悦。

いや、しかし「ありがたみ」というものは、
失くしてみないと感じないものだよね。

という、ただの俗っぽい
ありふれた、しょーもない感慨を――。

今日もブログに書いてごまかす
金子純一、52歳の夏。

いや、でもその立場になって
初めて気づくことだらけだよね。

例えば?

子どもの不登校、なんて
その最たるものじゃないかしらん。

でもね。

生きててこそ、だからね。
そこを失くしちゃ絶対だめだ。

たかが学校、されど学校。

大丈夫マイフレンド。

だめだ、金子純一52歳の夏、
のところでやめときゃ良かった。

強引に不登校に寄せたらもう、
収拾つかなくなっちゃった……。

ということで、今日も良い1日を。

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子は小学三年生の時に不登校になり、小・中学校には通うことなく卒業しました(現在19歳・大学生)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。