ああ、これは良い考え方だなと思った。
腑に落ちて思えるかどうか、は
すぐには難しいとも思うけど。
不登校新聞3月1日号
「元当事者からの不登校対応マニュアル」
古豊慶彦さんの不登校と勉強の話だ。
- 勉強嫌いな不登校の子はほぼいない
- 勉強が嫌だから学校に行きたくないのではない
- 精神的に不調な場合は集中が続かない
という話なのだけど、とはいえ
勉強するか否かは進路に関わる。
たとえば中学生であれば
1、2年以内に高校受験が控える。
早く勉強を、と焦る気持ちにもなる。
そうですよね?
そんなときは
「目線を少し上げてみてください」
というのが古豊さんのアドバイスだ。
そうではなく、もうすこし先、何歳でもいいですが18歳とか20歳とかに目線をあわせてみませんか。猶予期間が伸びると同時に、意外と選択肢の幅が増えると思います。勉強をする目的が、高校入試のためだけではなくなるのです。
私は高校を中退した後、高卒認定を取って大学進学をしました。
(中略)
「だから安心してください」とは言えませんが、勉強しない姿に不安を感じるのが目先の進路のことであれば、もうすこし目線を上げることで不安が軽減されるかもしれません。
勉強しない姿に不安を感じる。
→ ならば目線を上げてみる。
つまり、もっと先の人生を想像してみる。
うん、これ本当に大事だよね、と。
ただ、一方で。
親という種族にとっては
「目線を上げる」のはなかなかに
難しかったりもする。
なぜ難しいのか?
その「目線を上げた」状態が
そもそもうまく想像できないからだ。
僕もそうだった。
うまく想像できなかったのだ。
今なら言語化できる。
僕が息子の不登校に悩んだとき、
一番欲しかったのはたくさんの情報だった。
噛み砕いて言えば、市井の人の不登校の
「その先」のことをいっぱい知りたかった。
それこそ浴びるほど知りたかった。笑
だから今、こうして夫婦で
不登校インタビュー事例集
『雲の向こうはいつも青空』を作っている。
これはまさに市井の人の不登校の
「その先」の話をまとめたものだ。
読めばきっと、
「目線を上げる」ということが少し
想像できるようになると思う。
「安心できた」「勇気をもらえた」
という感想もよくいただく。
うまく目線が上げられない人には
ぜひ読んでいただきたい。
詳しくはこちらから↓
今日も良い1日を。
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