なんか、ブルーハーツの歌みたい

 

 

「勉強が遅れると将来の選択肢が狭まる」

これ、多くの親が抱える悩みだよね。

かくいうワタクシ純ちゃんも!!!

12年前、小学3年生だった息子が
学校に行けなくなったとき。

正直これは思った。

将来の選択肢は確実に狭まった。

ぶっちゃけ、大学とか就職とか、
そういうのはもう難しいんだろうなと。

でもね。今にして思う。

「将来の選択肢」

これ、親から見ての視点であって。

それも殆ど、
会社員がゴールの人生ゲームなんだよね。

少なくとも僕はそうだった。

たとえば伝統工芸の職人になるとか、
漁師になるとか、社会起業家になるとか、
林業やるとか芸能プロモーターになるとか、
そういう類の将来の選択肢じゃなかった。

大学を出て一般企業に就職する。

それもできるだけ安定した給料の高い会社。
あるいは大学院に入って研究職になる。

学校に行かずに勉強をしないと――。

そういう場所に行くのが難しくなる。

つまり親である自分が
具体的にイメージできる「将来」。

その選択肢が狭まると怯えていた。

でもよくよく考えてみればコレ、
ごくごく狭い範囲の選択肢じゃないかなと。

やっぱり今は思う。

別に手札が多けりゃ強いわけじゃない。

そうですよね?

何を選ぶのか。自分自身で選べるか。

どう掴み取るか。その勝負なのだ。

そしてあくまでもこれは
我が家の例でしかないのだけれども。

一昨年、通信制高校を卒業して
晴れて無所属新人になった。

「どうするのかな?」

と黙って見ていたら突然、
夏に塾に行きたいと言い出した。

そこから半年間、はためにも
けっこう頑張って勉強を始めて、
去年の春に一般受験して大学生になった。

12年前の自分に言いたい。

「お前はなんにも見えてない」

いや、本当になにも見えてなかった。

あともう一個言いたい。

「あんた、全然子どもの可能性
信じてなかったよね」と。

可能性を信じるのは難しい。
ほとんど宗教の領域だと思う。

そして大学生になったから
これで一丁上がりだとも思わない。

この先、つまづいてまた
自宅警備員に戻ることもあるだろう。

でもそれは彼の人生だ。

僕ら親は自分にできる応援をするだけだ。

あくまでも手を差し伸べるのは
「求められたときだけ」にして。
(コレ大事)

あとは心の中で「頑張れ」と思うだけだ。

なんか、ブルーハーツの古い歌みたいだな。

このまま僕は 汗をかいて生きよう
ああ いつまでもこのままさ
僕はいつでも 歌を歌うときは
マイクロフォンの中から
頑張れって言っている
聞こえてほしい あなたにも
ガンバレ!!!♪

同じくで、聞こえてほしい。

今、これを読んでいるあなたにも。

僕が言ってやる
でっかい声で言ってやる
頑張れって言ってやる
聞こえるかい?
ガンバレ!!!♪

大丈夫、マイフレンド。

今日も良い1日を。

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子は小学三年生の時に不登校になり、小・中学校には通うことなく卒業しました(現在20歳・大学生)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。