知る、ということは大きい

知ると言うことは大きい
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何日か前に
『編集者の仕事 本の魂は細部に宿る』
という本を読んだことを書いた。

振り返ってみれば不思議なもので

2019.07.06

前回書きそびれたのだけど
ひとつ、その中でなるほどなあ、と
新しく知ったことがあった。

奥付の印刷所の記載

書物の終わりにある、
著者名・発行者名・発行年月日・定価などを
印刷した箇所のことを「奥付」と言う。

奥付にはたいてい印刷所のことも記載する。

そういうものだ、と思ってびーんずネットの
不登校インタビュー事例集
『雲の向こうはいつも青空』でも
漫然とそれらの情報を載せていたけど、、、

実は印刷所の記載には
歴史的な背景があったそうで…。

引用する。

為政者によって奥付が法定されるのは江戸時代の十八世紀に遡り、明治政府はそれを引き継いで、印刷所の住所と印刷者の氏名、印刷日と発行日の記載などを法的に義務付けたそうです。もちろん、印刷所の住所と印刷者の氏名は言論を取り締まる側の都合。当然ながら、今日では無用のものです。

言論を取り締まる側の都合で
印刷所と印刷者の記載を
法的に義務付けていた――。

ご存知でしたか?

知るということは大きい

著者は「もちろん」「当然ながら」と
普通に書いているけど(ちょっと嫌味)、

僕にはぜんぜん「もちろん」でも
「当然ながら」でもない話だった。

あらためて、
知るということは大きいなあと。

知らないと、
意味もわからず漫然と従ってしまう。

例えば奥付に記載する情報の意味など
これっぽっちも考えてなかった。

考えたこともなかった。

たかが奥付の話、ではある。

でもやっぱり知る、ということは大きい。
ものの見え方が変わってくる。

改めてそう思った。

 

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2 件のコメント

    • ありがとうございます。なんか、この奥付の件ではしみじみ思いました。知らないことだらけですし、知る意味は大きいですね。

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    ABOUTこの記事をかいた人

    1972年生まれ。 息子の忍介は書字の学習障害と軽度の発達障害があり、小学三年生の時に不登校になりました(現在19歳・忍者好き)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。