この自分で、どう生きるか

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早起きした日は読書の日!

ということで読んだ。

『この自分で、どう生きるか。
不登校の自分 x 大人の自分』

明蓬館高等学校・共育コーディネーターの
南雲明彦さんの本だ。

南雲さんは17歳のとき不登校になった。

その17歳の自分と未来(現在)の自分。
その2人が30のトピックについて対話する、
ちょっとユニークな形式になっている。

未来 「つらかったね」って言われることもあるよね。
17歳 そう言われることが、すごく多い。もちろん、悪気があるわけじゃないだろうけど……それを言っておけば良いという、大人の思い上がりみたいなものを感じる。

こういうナイフのような17歳の自分と、
その後の20年をくぐり抜けた自分とが
対話しながら、学校やつながり、居場所や
生きづらさ、自分は何者か、を考える。

不登校になると急に大人がやさしくなる。
言葉使いも保育園児に対するようだ。

「心に傷を負ってる子」

と決めつけられるのもイヤだった。
そんな大人は信用できなかった。

――などなど。

実感のこもった言葉がたくさんあった。
きっと、今を生きる10代後半にとって
響く1冊なんじゃないかなあと思う。

ただ、、、

やっぱりね、僕はいつも、宿命的に
どうしても「親の立場」だ。

なので一番印象に残ったのはここだった。

子どもにとって、必死になってくれる親の存在はありがたいと思いながらも、「そこじゃない」と言えずにいることもあります。子どもが求めているのは、新しい情報でも支援でもなく、親の笑顔であったりします。穏やかに話をしている親の姿を見つけると、なんだかホッとするからです。
(中略)
ずっと笑顔でいるのは、誰でも難しいことです、そうあれたらいいのですけどね。親の笑顔は、子どもの未来を照らしてくれる光です。

親の笑顔は子どもの光――。

「そうあらねば!」

と親が思いつめて、
無理くり笑顔作って、
でもうまくそれができなくて、
そんな自分を責めて
親が追い詰められちゃうのは
よくないとは思うのだけど……。

でも、やっぱりココなんだろうね。

うん。

今日も良い1日を。

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子の忍介は書字の学習障害と軽度の発達障害があり、小学三年生の時に不登校になりました(現在19歳・忍者好き)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。