今朝は早起きして田中茂樹先生の新刊
『去られるためにそこにいる』を読んだ。
『子どもを信じること』
『子どもが幸せになることば』
も良かったけど、今度の新しい本も
とぉぉーーーっても、良かった!
と、勢いよく始めたはいいんだけど、、、
あまりにも内容が濃すぎて、
簡単に紹介するのは実に難しい。笑
なので多分、何度かきっとこの先
このブログでも取り上げると思う。
一番大切なことかもしれない
読み終わったばかりの今、
一番ズシッと残っているのは
「よいこと」は何か?
という問いが繰り返し出ることだった。
冒頭、田中先生が
カウンセリングに関わり始めたころ――。
自分で髪の毛を抜いてしまう
抜毛症の中学一年生の女の子がいた。
生え際の髪の毛がなくなってしまっている。
カウンセリングの指導をしてくださる先生に
田中先生がそのケースを相談した。
どうしたら髪を抜かなくなるんでしょう、と。
これに対する先生の言葉は、かなり衝撃的だった。
「あなたはその子が髪の毛を抜くことを、悪いことだと思ってるの? それとも、いいことだと思ってるの?」
混乱しつつも私は、「じゃあ、いいことなんですか?」と聞き返した。
「もしかしたら、その子がこれまでにやったことの中で、自分にとって一番大切なことかもしれない。それぐらいに思って会ったほうがいい」と、先生は話された。
悪いことだからやめさせよう、ではなく。
何か大切な意味のあることかもしれない、
と思って向き合う。
髪の毛を抜くのは痛々しい行動ではある。
でもそれはその子が発するSOSなのだ、と。
このエピソードはとても響いた。
子どもとの向き合い方を見直したくなる
子どもが不登校になる。
どうにかして正しい方向に導いてほしい、
と親が田中先生のカウンセリングに来る。
「不登校にはどんな
よい意味があると思いますか?」
と先生は尋ねて、
親に考えてもらうこともあるという。
- 不登校という決断を過小評価しない
- 「好きにしてもいいよ」は二重の命令
- 「どうしたらいいでしょう」でなく「何もしない」在り方に親が気づく
- 問題を解決しようとせず、子どもの不安を受け止める
- コントロールを手放すこと
などなど。
不登校の悩みの渦中にある人には、ある意味
目からウロコの話が満載だと思ったし、
「アイタタタ」
と思うような、
読んでいて改めて、子どもとの向き合い方を
見直したくなる箇所がたくさんあった。
でも、大丈夫
引用したい箇所だらけなのだけど、
最後はやっぱり田中先生のお人柄が滲む
「おわりに」のココを紹介。
この話を最後に書いたのは、四人の子どもを育て、専門家と称している私は所詮この程度だということを、読者にわかってもらいたかったからである。こうしなければいけないのに自分は全然できていない、と悩む方が多い。面接でもそういう嘆きを毎日のように聞く。でも、大丈夫。気がついたところで立て直せばいい。何回しくじっても、親子なんだから大丈夫。自分のこころの根っこにある愛を信じて、何度でも立て直せばいい。そこにこそ、人生の醍醐味もあるはずだ。
読んで涙がにじんだ箇所も多かった。
こころの根っこにある愛を信じて、
何度でも立て直せばいい。
そこにこそ、人生の醍醐味がある!
ぜひ、実際に手にとって読んでみてほしい。
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素敵な感想をありがとうございます。
本当に今も私も「アイタタタ」とか「トホホホホ」ばかりですよ。
でも、立ち直ります。
子どもも何度でも許してくれます。
ありがたいことです。
田中先生、コメントありがとうございます!
言い方おかしいかも知れませんが、本当に先生のアイタタやトホホを隠さないところに勇気付けられてます(笑)。
新刊、とても良かったです。
何度も繰り返し読んで、アイタタしつつ立ち直ろうと思います。