「確かに!」
と納得しながら読んだ。
「高校生クリエイター」として活躍する
17歳のコンドウハルキくんと
母親の英恵さんの記事だ。
「大きくなったら何になりたい?」
この質問はかつては意味をなした。
30年前の人気職業は
パイロットや教師という仕事だったからだ。
その仕事をするには資格が必要だったし、
年齢の制約もあった。
当然大人にならないとなれない職業だ。
でも今はどうか?
イラストレーターやゲームクリエイター、
ユーチューバーなど。
そういうデジタル系の仕事には
年齢の制限はない。
大人にならなくたって
なろうと思えばなれる。
資格も特に不要だ。
PC1台でスキルを磨き、
ネット経由で売買する。
それは何歳からでも挑戦できる時代なのだ。
ハルキくんは実際、今すでに17歳にして
月収100万円近くを得ていたりする。
親「大きくなったら何になりたい?」
子「それって”今”やっちゃいけないの?」
こう逆質問されて明確に答えられる親って、
どれくらいいるんだろう、と。
ああ、ここは結構
本質かもしれないと思った。
なりたい職業はなにか?
そこから逆算して進路を決めていく。
この発想がもう時代にマッチしていない。
ハルキくんの母親の英恵さんは
「将来何になりたいの?」
は一種の刷り込みだと言う。
なぜか?
大人にそう聞かれた子どもは
「やりたいことは将来じゃないと叶わない」
と思い込んでしまうから。
そして大人になるまでに
やりたいことを決めねばならない。
その思い込みが
「何をしたらいいかわからない」
という若者や私たち大人の
悩みにつながっているのだ、と。
「『将来』や『大きくなったら』を取り除いてみてはどうでしょうか。子どもが何に興味をもっていて、何にアンテナを張っているか、何に出合ったときに目を輝かせているかを注視して、花が咲きそうな分野にたくさん種をまいてあげたいですね。今興味があるもの・ことに夢中になっている積み重ねの先に、将来があるのですから」(英恵さん)
(中略)
では結局、なんと聞いたらよいのか。答えは、「好きなことは何?」である。
そこで子どもが答えたものを、とことんやらせてあげる。その積み重ねのなかで、彼らは学びたいことを、自ら発見するだろう。
なかなかね、親としては
簡単な向き合い方ではないと思う。
でも「将来」や「大きくなったら」
を取り除いてみること。
子どもが「好きなこと」に
目を向けてみること。
これは親として大事にしたい態度だと思う。
特に父親はね、どうしても
「将来」というところに目が向きがちだ。
「それで本当に食えるのか?」ってね。
将来それで食えるかどうかはわからない。
でもわからなくたっていいじゃないですか?
そういうおおらかさが逆に
今の世の中、必要なんだろうと思う。
もう今は「わかりやすい昭和」
なんかじゃないんだから。
と、、、
自分に向けて、書き残しておく次第。
今日も良い1日を。
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