これを言われると小鹿のようにフリーズしてしまう

 

 

今話題のスダチからの反論記事が出た。

これまで一方的に批判ばかり載せてきた。

フェアじゃないとも思うのでね。

スダチの主張がコンパクトにまとまった
良い記事でもある。

短い記事なのでよろしければ全文を。

全文お読みいただいたという前提で続ける。

いっぱい突っ込みたいところはある。

でも今回はあえてひとつに絞る。

スダチの小川社長のこの言葉↓

大切なのは、『やるべきことをやらず、やりたいことだけできる社会はない』という社会のルールを教えること。

そもそも社会に出れば嫌なことがあるのは当たり前で、大事なのはそれにどう向き合っていくかということ。

これ、読んで一瞬ひるむ人、
とっても多いんじゃないだろうか?

やるべきことをやらず、
やりたいことだけできる社会はない。
社会に出れば嫌なことがあるのは当たり前。

これを言われると、我々は暗闇で
急にヘッドライトに照らされた
小鹿のようにフリーズしてしまう。

「確かに……」

どこかでそう思ってしまう
自分がいないだろうか?

そう、僕らは思い込まされているのだ。

やるべきことをやらずに
やりたいことだけでは生きていけない、と。

キリギリスは最後は飢え死にするのだと。

社会に出れば嫌なことがあるのは当たり前、
それにどう向きあうかが大人の生き方だと。

やっぱりどこかでそう思ってる。

だから満員電車もサービス残業も我慢する。
有給休暇取るのだって遠慮する。

そうですよね?

スダチはこの我々に染み込んだ一番奥の
深いところにある弱点を巧みに突いてくる。

ある意味「さすがの論法だ」とさえ思う。

でもね。

本当は違うんだよ。

嫌なことがあるのは当たり前の社会。

それを変えていくのが大人の責任なんだよ。

やりたいことをやって生きていける社会。

それを作っていくのが大人の責任なんだよ。

確かに理想論ではあるかもしれない。

でも現実だけで人生、本当にいいの?

親が仕向けて学校戻って一件落着じゃない。

むしろ安直な再登校は危険ですらある。

自死を選んだ不登校児のうち75%は
再登校していたという恐ろしい統計もある。

スダチの利用を考えている人は
どうかもう一度冷静になってみてほしい。

再登校はあくまでステップに過ぎず、一番の目的は子どもがどんな場所でも生きていけるよう、問題を乗り越えるための社会的スキルを学ばせてあげること。問題を乗り越えるための社会的スキルを学ばせてあげること。そのための一歩として、家庭という一番安心できる居場所を提供するのが、スダチのサービスだと自負しています。

この美辞麗句があなたの心に
響くことがないよう、切に祈ります。

「学ばせてあげること」

↑この言い方ひとつとってもおかしい。

って長くなるのでやめる。笑

今日も良い一日を。

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子は小学三年生の時に不登校になり、小・中学校には通うことなく卒業しました(現在19歳・大学生)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。